英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

しつこく考察。

昨日の「ウエス」で連想ゲームしました。

調べてみたら「ウエス」ってのは元は日本では工場の機械の手入れの際に使う業務用の雑巾をそう呼んでいたのが最近日の目を浴びたらしいですね。
雑巾といってもそれこそボロ布なんかを使っていたので、家庭でもシャツだのなんだのをリサイクルしたものを「ウエス」と、どこかの誰かが言い出したってのが真相っぽいです。
異論は認める。

しかし業務用雑巾だとこれ以上ないくらいのボロ布だしべっとり油まみれだろうし、どっちかって言うと家庭の使い古しの痩せてくたびれたタオルよりボロ感が増すんじゃないかしら?
だったら文字数は増えるけど古布再生って言った方が、日本古来からの着物を解いて雑巾やおむつにしてた文化もあるんだし、身近でわかりやすくていいんじゃないかしら?
なんて思ってたんですが、そういえば最近英語でも”Recycle”じゃなくて”Upcycle”って表現がよく使われてるような気がしてきました。
特にここ数日は、チャールズ皇太子とウィリアム王子が環境サミットで頑張ってるニュースや関連した話題がバンバン報道されてまして、そこでもちょいちょい”Upcycle”という単語が出てきてます。

勝手な感想ですけど、Reuse=リユースだと横滑り、リサイクルだと数段下に移行していく感じですけど、アップサイクルだとその字の如く上にいくイメージです。
それもあって英語ネイティブさん達もだんだんランクが下がるより、再利用して価値が上がると思った方が気分も上がる!なんて思ってるのかしら?と

でも「Up」も「Cycle」も元々ある単語をくっつけた言葉ですが…ウエス…やっぱりまだ馴染めないなぁ。
これが私の大好きなウェハースのお菓子、麦ふぁ〜の姉妹商品とかだったら一も二もなくありのままを受け入れるんでしょうけどね。えへ。
麦ふぁ〜、もしくはココナッツサブレばっかり食べてたのに太らなかったあの頃に戻りたい…

↓言葉は生き物っていうし。↓

浦島化?ただの老化?

子供がいない時間帯、家事をしたりなんだりしてるわけですが、休憩中にいろんな人のブログを読んだりネットニュースを読んだりしてます。
そのせいで休憩が長くなったりすることもあるのはご愛嬌。
それはともかく、たまによくわからない日本語というか、略語・カタカナ語なんかを発見してちょっと悲しくなったりして。

一応主婦なので「お掃除のコツ」とか「簡単おいしいレシピ」みたいな記事もよく拾い読みしてるんですが、その見出しで「PB」とか「ウエス」とか書かれててぜんっぜん意味がわからない。
なので記事の方に目をやると、「PB」は「Private Brand」、「ウエス」はどうやら「使い古し」なんだということが予測できますが、PBはともかく、ウエスってWasteのことなのかしら?とか謎が深まっていきます。
「アラサー」とかって言葉すら「変なの」と思ってたのに、今やすっかり日本語として機能してるっぽいですし、そのうち「ウエス」も普通の顔して日本語に加わっちゃうのかなぁ。
使い古しって言うとなんか抵抗感があるから、カタカナで新鮮味を出してみたんでしょうか?

世代的に「MK5」とか「チョベリバ」なんて言葉が一時期流行ったというかメディアが流行らせようとしてた頃、今の私世代のおじさんおばさんが頑張ってその言葉を使う姿が滑稽だったのを覚えてまして、自分はそうなりたくないなぁなんて思いつつ、久しぶりに日本に帰って友達との会話が日本語なのに通じなかったらどうしよう、なんて漠然とした不安もあったり。
反面、イギリスに来てすぐの頃に日本語が出てこないって言って「衛星放送アンテナ」を「Satellite dish」と日本語の会話中に差し込んでくるような微妙な人がいて、こうはなりたくないと思ってもいたし。

日本の情報はネットで収集できますが、立ち話レベルでどんな日本語が使われているかっていう空気感まではわからないですからね。
それとも私の柔軟性がなくなってきてるだけの話なのかしら…怖いわぁ…

↓コレに手を出す日がいつかくるのか…?↓

大型免許取ろうかな(いや、無理だ)

大したことではないけど、なんとなーくダメージをくらってるのが「お店に行っても在庫がない現象」。
しつこいくらいあっちこっちで語られていますが、イギリスではトラックドライバーの不足によって物流に支障をきたしております。
ちょっと前のガソリンパニックもそのせいだし。

そうやって世界的にニュースになることももちろん困ったことなのですが、私個人の生活で地味にツライのが

・炭酸水がない
・丸麦がない
・サバ缶がない
・子供が好きなシリアルがない
・気に入ってる歯磨き粉がない

もちろんコレらは代用品でもいいしなくても普通に生きてゆけるんですが、ないと寂しいんですよね。

そしてちょっと急ぎで供給して欲しいのが

・子供の制服のタイツ
・制服のポロシャツ

まだ手持ちのものが着られるといえば着られるのですが、そろそろサイズが合わなくなってきてるんですよねぇ。
普段はそれこそM&SとかSainsbury'sに行けばホイっと買えたのに、現在はオンラインですら在庫切れという…
いざとなったら中高生だった私のようにジャージ登校?
私の頃はそれでよかったですが、現代の、しかもイギリスでそれをやったら軽く虐待だよなぁ…

と言うことで、今日の午後はスチームパンク衣装の飾りを探しつつ、子供達の制服を探す旅にもでないといけないっぽいです。
制限時間2時間かぁ…キツ…

↓そもそも色指定が”ゴールドイエロー”って…レアすぎてやめてほしい…↓

f:id:YOME:20211014191614j:plain

関係ないシリーズ。道っぱたのキノコの群れ。秋も深まってまいりました。

ハロウィンの準備 2021

日本でも、というか毎年渋谷界隈を賑しているハロウィンがまもなくやってまいります。
イギリスはアメリカほど気合を入れてハロウィンを祝うことはないですが、子供がいるとどうしても逃げられないイベントのひとつって感じです。

上の子が私立ナーサリーに通っていた頃から、ハロウィンに一番近い登園日は仮装で行くのが当たり前。
小学校に入ったあたりからはお友達が「Let's go Treck-or-Treating together!(一緒に仮装して近所をまわろう!)」なんて誘われちゃったり。
去年はさすがにコロナだったので誰も来ませんでしたが、今年はどうなるかしら。

そして毎年悩むのが衣装です。

今までは私が買ってきた魔女だったりヴァンパイアだったりの既製品で大喜びしてくれてたんですが、今年は上の子が「私、ナウシカになる!」とか言い出しまして…
それはハロウィンじゃなくてコスプレじゃないか、とツッコミたい気持ちを抑えつつ、お母さんには衣装をゼロから作る技術がない旨を説明してどうにか理解してもらいました。
そもそも作れたところで、子供のハロウィンパーティでナウシカだってわかってもらえる確率はかなり低いだろうし。

下の子は素直に「コレがいい!」とお店でゾンビ風なプリンセスの衣装を選んでくれて助かりましたが、上の子は「もうちょっと考えてみる…」とか言ってたのが先週の話。
そして数日前の夕飯時に「Mummy! I know what I want to wear!(ママ、何が着たいか決めたよ!)」と言うので聞いてみたら

 

Steam punk doctor or engineer
スチームパンク風のお医者さんかエンジニア

 

………ん?
どこでそんな世界観を知ったんですか…?
っていうか、ハロウィン色よりもコスプレ色が強いままだし、うっすらナウシカの世界観も入ってるのか?

子供が寝てからアマゾンでスチームパンク風の衣装を検索をしてみたら、あるにはあるけどはっきり言って高い!
そんなわけで、今年はお母ちゃんが夜なべして衣装を作成することが決定いたしました。
幸いイギリスには古着屋さん(Charity shop)がたくさんあるので、そこでなんか予算を決めて見繕ってどうにかしようと思います。
うまくいったら報告しますが、ダメだったらこの件はスルーしますんで。はい。

↓ベースの衣装はこんな感じだよね、きっと…↓

f:id:YOME:20211013054413j:plain

チャリティショップで見つけたポスター。ちょっと欲しいかも…

イギリスの暗ーいニュースあれこれ

月曜の朝、チャールズ皇太子BBCの朝のニュース番組で環境問題についてのお考えを述べられてるインタビュー映像が流れてました。
環境問題について語るのはもうたくさん、実行に移さないと意味がない、といったことをおっしゃってましたが、環境過激派が道路封鎖をした最近の話については「憤りは理解できるけど(その行動は)役に立たない」と一刀両断してました。
インタビュアーに「現政府は環境問題についてきちんと仕事をしていると思われますか?」と質問されて「それは私には答えられないよ」とか苦笑いしてるあたりに政治に口を出せない王族としての”縛り”を感じましたが、それが王族ってもんなんでしょうねぇ。(誰とは言わないけど…ね?)
正統派ロイヤル英語を聞けるチャンスですので是非ご覧ください。

それにしても、いつ見ても困り眉なおじいちゃん…

www.youtube.com

それとちょっと似て非なるニュースを数日前に見たのですが、養豚農家さんが涙ながらに声を詰まらせつつ視聴者というか世の中全体に助けを求めていました。
その内容ってのが、コロナやBrexitのせいで屠殺・解体が思うように進まず、今後は週に80頭ほどは出荷されることなく射殺後に焼却処分される、というだいぶショッキングなお話でした。
食べてもらうために育てているのであって、ただ殺して処分するために育てているのではないと嗚咽に近い声で悲痛な叫びを訴えてまして…

news.sky.com

コレって、畜産される動物が減るってことは二酸化炭素削減になると思うべきなのか、動物保護の目線で見るべきなのか、今後のイギリスの食糧事情を憂うべきなのか、農家さんの心痛を共有するべきなのか、どう考えればいいのかわからなくてなんだか心がざわついて嫌な気分にしかならない話題でした…
クリスマスのターキーは今の時点で予約を入れるべきだとかいう話もあるし、みなさんどう考えてらっしゃるのか気になるけど、そんなネタを子供の送迎時に親御さんに振ってみる勇気もなく。
親御さん達はといえば、2週間後のハーフタームの話題とか、ハロウィンの話題なんかで楽しげに盛り上がってるので水を刺すのもアレだし。

なお、ガスの値段の高騰で企業がてんやわんやしている現在、ボリスは海外旅行を満喫中だそうです…
ボリスだって当然休暇を取る権利はあるけど、トップ不在の時に限って問題が起こるのはなんでなんだろうなぁ。

↓こういうの覚えておいた方がいいかしら↓

カリスマじゃない主婦のただの感想。

すんごい忙しい週末でした。
まず金曜日。

実は水曜日にキッチンの改修工事が終わってたんですが、例によってオットが「早くおうちに帰りたい病」を発症してまして、朝から家の方でお掃除三昧。
とにかくホコリがすごいので我が家のダイソンくんの充電が切れるまで吸引>充電>荷物の搬入>掃除機>充電>片付け>掃除機>雑巾掛け>食器洗い>配置…なんてひたすら家のことをやってたら1日が終わった感じです。
ダイソンくんで吸っても吸っても出てくるホコリに、この絵面はCMで使えるんじゃないかとか考え始めちゃったり。
アパートは12日まで借りてるから余裕〜☆なんて思ってたのにこのザマですよ。
まあ、私の働きのおかげで金曜は無事におうちに戻ってくることができました。
誰も褒めてくれないから自分で褒めるスタイル。

明けて土曜日。
上の子は、学校のお友達と一緒にThorpe Parkという遊園地に朝からお出かけ。
私は絶叫マシンは好きではないのでオットの引率。
これは上の子のお誕生日ってことで前々から決まってたのですが、下の子は身長制限でどのマシンにも乗れないじゃんって却下しようとしたら、お友達と行くことがいつの間にやらオットと交渉済みだったらしく、我が娘ながら水面下での外交が上手いと感心しちゃいました。

で、私はというと、下の子のクラスのお友達のお誕生日会だったのでそちらに行きました。
立て続けのお呼ばれでびっくりですが、低学年の頃はまだ仲良しグループが結成されていないので、クラスメイトほぼ全員が招待されるってのが定番ですから。
慣れないママさん達との交流で心身ともにぐったりしつつも、昨日からアドレナリンがでっぱなしなのか、妙にシャキシャキ片付けをこなし、リビングはほぼ元通り、というか前よりキレイになったんじゃないかと自画自賛

そして日曜日。
テンションが緩んだのか、起きたら9時でびっくり。
自宅に戻れて久々に遊べるおもちゃなんかがあったのがよかったらしく、子供達は大人しくしててくれた結果が朝寝坊。
まあ、それもすぐ飽きちゃうんでしょうけど…
冷蔵庫の中身がすっからかんだったので、買い出しに行ったり、1ヶ月放置して育ち放題だった庭の手入れをしてみたり、やることはたくさんあったのでなんだかんだ働きましたけど。

で、今回エアビーアンドビーで生活してみて思ったのは、エコだなんだって言うけど、やっぱり私は電気コンロよりガスコンロの方が好きだ、と。
昨今、イギリスのガス料金が200%上昇して大問題になってますが、使い勝手だけでいえばやっぱりガスなんだなぁ。
でも「200%の価格上昇」って…うーむ…

↓イギリスの元祖カリスマ主婦↓

f:id:YOME:20211011073844j:plain

関係ないシリーズ。エルサさん近影。

驚愕の診察結果は…!

昨日の続きです。

とある木曜日に整形外科にキャンセルが入ったので、順番待ちだったうちの子が翌日金曜に診察を受けられることになりました。
そんなわけで、学校が終わる前までに家事だの夕飯の仕込みだのを済ませておこうと、金曜日は朝からはりきって体を動かしていました。
意味もなく。

お迎えはいつも通りこなし、子供らを急かして早足で家まで帰って、荷物を置いてすぐに車に乗って隣町まで。
病院の駐車場は激戦区なので、早めに行っておかないと予約の時間に間に合わないこともあったりしますからね。
病院に到着して3分もかからずにスペースが見つけられたのは非常に運が良かったのですが、病院そのものが改装中で正面玄関までたどり着くのに横浜駅状態でどこがどこやらわからなくて迷子になったりして。

どうにか時間通りに整形外科病棟にたどり着けたのですが、受付を済ませて待合室に入ったら私と子供達だけで貸切状態でした。
待たされずに済みそうだと安心してたら、そこから15分くらい経っても名前が呼ばれず…この辺はいかにも「総合病院」って感じですね。

20分くらい経った頃にようやく呼ばれて診察室に入ったら、私と同年代くらいのアジア系のお医者さんがニッコニコしながら迎えてくれました。
小児科だからかしら?
「お子さん、どうされましたかー?」と聞かれて、歩き方が変で何が原因か分からないのでみてほしいとお願いすると、靴下を脱いで裸足になって診察室内を往復してみてと言われました。

微妙に照れながらキャットウォークを歩くかの如く表情を作って往復をする上の子。
前ほどひどくぴょこぴょこしてないから「なんともない」とか言われちゃうのかしら?なんて思ってたら、先生が「うん!ありがとう。次は診察台に座ってくれるかな?」と声をかけてくれました。
コロコロ椅子に座ったままシャーッと診察台まで滑っていき、上の子の膝、踵あたりを確認して「Yeah! I know!(うん!わかったぁ!)」と。

驚愕の診察結果発表〜!

極度の扁平足

ですって…

切開して土踏まずを作ることもできるけど、まだ子供だしインソールを作る手配をするからそれで様子を見ましょう。
お母さん、大丈夫ですよ。
世界で一番有名な扁平足のアスリートが誰だか知ってますか?
ウサイン・ボルトです!
扁平足でも世界新記録が出せるんだから気に病む必要はないんですよ!

なんて修造の如く慰めてくださいましたが…せんせぇ、アチシも扁平足なんでやんすよ…
ウサインは扁平足かもしれないけど、扁平足だからってウサインにはなれないのだよ。
変なところばっかり遺伝させちゃってごめんよぅ…😭

↓親子でコレのお世話になるか…?↓

f:id:YOME:20211009073514j:plain

関係ないシリーズ。道っぱたで見つけたすんごい肉厚なキノコに見えないキノコ。むしろじゃがいも。