英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

カロリーとの戦い

これといったイベントごとのない週末だったので、写真でごまかしてみようとおもいます。

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買い物に行ったスーパーの駐車場で”同族喰い”を目撃しました。
どなたかがフライドチキンとポテトを落っことしちゃったようで、そこに群がるコレは多分ムクドリさんたち、かな?
オットの友人が鳥博士なのでいつか聞いてみようかと。
他の買い物客も大きなリアクションはないものの、コレをみて一瞬ギョッとしたり子供が足を止めて眺めてたりしました。

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日常の買い物を済ませたら、オットがなぜか駐車場の反対側を指差して「あそこに行くべ」と言い出し、入ったお店がこちら。
なんかニューヨークを意識した感じのオサレなお店です。
ラジカセがまた懐かしい…
で、ここで何を食べられるかと言うと

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どどーん。
こちらは”アップルパイ”という名のチーズケーキ。
生クリームてんこ盛りですが、りんごのコンポートの角切りとダイジェスティブビスケットのクランブル、そしてキャラメルソースもガッツリかけられております。

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ずばばーん。
コレはパンケーキの上に親の仇かってくらいチョコビスケットとキャラメルの角切りを散りばめて、さらにその上にパンケーキが溺れるほどチョコソースをびしばしかけたものです。
添えられてるのは生クリームじゃなくてソフトクリームです。
なんと恐ろしい食べ物なのか…

ってことで、家族揃ってこのけしからん食べ物を成敗してきました。
そして負けて帰ってきて、夕飯はチキンサラダで終了ですよ…
せめてバランスを取ろうかと…無駄な抵抗…

↓子供の頃これを一気飲みするのが夢でしたが、やったら確実に胸焼けするだろうなぁ↓

移動制限

実はうちのオット、週明けからアメリカに出張の予定でした。
ちょっと前から「あるかもしれない」とは聞いてたのですが、決定したと言われたのが12月31日で、しかも友人宅での会話の流れでだったので、ものっすごくモヤモヤしてました。
だって、よそ様の家で夫婦ゲンカをおっ始めるわけにはいかないですからね。

で、家に戻ってからもニュースでコロナの話題になったり、日本大使館からのアップデートのメールがあるたびに「ほれみろ。世界的には”移動してくれるな”って言ってるのに、イギリスだけどんどん規制を緩めて何をどうしたいのさ?」などとチクチク突っついてました。
雇われてる身のオットが拒否権を発動できるわけでないのは重々承知してるんですけど、今のご時世、国境を跨いで対面で行わなきゃいけない仕事ってだいぶ減ってきてるし、普段から世界のあっちこっちとネット会議してるわけで…

それが一昨日の朝、コーヒーを淹れている時にわざわざキッチンまで来てメールを見せながら「喜べ!出張がキャンセルになったぞ」と伝えられました。
アメリカ側の方々が「やっぱりイギリスから来てほしくない」って思ったのかもしれませんが、本音はどうであれ非常に正しい判断だと思います。
とりあえずリスク回避できたということでホッとしてたんですが、それも束の間、下の子のクラスで陽性が出ちゃったそうで、同じクラスの児童は全員これから7日間毎日簡易テストをしてから登校するように校長先生から言い渡されてしまいました。

そこで問題なのがこの簡易テストキットです。
NHSのサイトで注文して郵送してもらうこともできるし、薬局でもらうこともできるのですが、在庫がどこにもありゃしない。
例によってWhatsAppでいろんな情報が飛び交ってて「町のBoots(マツキヨ)に在庫アリって張り紙が今朝あったよ!」「Lloyds(薬局)にもあるって」などと有益な情報があったので私もお昼過ぎに行ってみたら、タッチの差でどの薬局も在庫切れになってました…
一応テストキットはワンセット自宅にあるんですが、子供が全部使っちゃったら家族はテストできないし…

これ、ひょっとしてオットの出張がキャンセルにならなくても、子供が学校からもらってきちゃってオットも結局行けないパターンだったかもしれないなぁ、なんて。
今回は相手側がキャンセルしてくれたんだから、変な言い方ですがそうなったとしても業務上は問題ないけど、もし”コロナで飛行機乗れない”で相手に損害を出しちゃった場合ってどうなるんでしょうかね?

働く人は今ホントにアレもコレも気をつけないといけないから大変ですよね…

↓とりあえず基本に立ち返って…保湿もしつつ…↓

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関係ないシリーズ。道っぱたに落ちてたイギリスのガラケー。すごい使用感があるけどまだ使えるのかな…?

むかーし昔。

どうも。
新学期初日、午前中は嬉しすぎて例によって掃除しまくってたら、案の定午後には電池が切れかかってしまったしゃーくちゃんです。
毎度のことながらまったく反省が生かせてない新年を迎えております。

イギリスの学校は始業式だの終業式だのはないので、新学期もいきなり授業が始まるのですが、夕飯時に上の子が「Kettle(ケトル)の話ってどうやって終わるの?」などと、訳のわからない質問をしてきました。
は?
ヤカン?
電気ケトルを火にかけちゃったとかそういう話?

なんのことを言ってるのかさっぱりわからないので、詳しく説明を求めたところ

「You know. The monk bought the kettle but it was a raccoon, then monk given it to junk shop so he became rich.(ほらあれだよ。僧侶がヤカンを買ったらアライグマだったから廃品屋さんにあげて、そしたらその人が儲かったって)」

うーん…
なんか色々端折られてて細部も微妙に違う気がするけど、これって”ぶんぶく茶釜”のことかしら?
もう少し聞いてみたら、どうやら授業の教材で使われたらしく。

正直、”たぬきが茶釜に化けて大道芸をした”ってのしか覚えてないのでとりあえずその場は「Happily ever after(いつまでも幸せに暮らしました)」とか言って誤魔化しつつ、実際のところはどうやって終わったのかを子供が寝てからGoogle先生に聞いてみたら、

1. お寺(茂林寺)に留まったけど火にかけられて山に逃げ帰った説

2. 廃品屋さんに看取られて静かに亡くなり、その後茂林寺に安置された説

があるらしく。
前者には廃品屋さんが出てこないので、多分上の子は後者バージョンを聞いたんだと思いますが、学校で何をどう教えようとしているのかがいまいちわからないので、勝手に私が教えちゃうのもナニがアレかな〜?ってことで、上の子がもう一度聞いてこない限り黙っておこうかと思います。

しかし日本の昔ばなしに限らず、世界中の民話って語る人とか場所によっていろんなバージョンがある上に、最近は「バッドエンド、残酷な過程はすっ飛ばす」みたいな風潮にもなってるから、どうしたもんやら…

↓昔話は色々あるのになぜマイナーな茶釜を採択したのかも謎↓

もはや恋にも似た気持ち

あっちこっちの学校は4日から開始されているのですが、うちの子供たちの学校は5日から新学期ということで、家で遊んでいるのを見守って過ごしました。
ちょっとだけ街に買い物に出たら、我が家と同じようにやることが特になくてブラブラしているクラスメイトの子とママさんに遭遇してお互いに苦笑いしたり。

夕方前に家に帰ったら上の子の仲良しのお友達からFaceTimeがかかってきて、その会話を漏れ聞いてて「あ、これブログのネタになるなぁ」なんて思っていたのですが…

ちょうどその時、たまたまつけっぱなしだったニュースで、多分日本でもたまーに名前を聞くであろうイギリスの某大物政治家さんが画面に映し出されました。
正直、話の内容はまったく聞いてなかったのですが、彼の横顔アップ画像に釘付けになってしまって、ネタにしようと思っていた子供たちの会話をすっかり忘れてしまいました。

彼に一目惚れしたわけじゃないんですよ?
演説中の横顔のアップだったので、耳の穴まで高画質で丸見えだったんですが…耳毛がくっきり…
ご本人はボリスとは正反対で身なりにものすごく気を遣ってそうなのにミミゲ。
しかも彼はナイトの称号をお持ちですからミスターではなく必ず「Sir」なのに耳毛。

しかし。
これに関しては本人は全然悪くないと思うの。
だって自分の耳の穴ってのは、髭剃りの途中で鼻毛に気がつくレベルではなく、そう簡単に自分で確認できる場所ではないですからね。
ってことは、家族なり秘書や事務所の人なりが気をつかって「今日のスケジュールはトルコ系の床屋さんで耳毛処理」って入れておいてあげるべきだよね〜、とオットに言ってみたら「They only do outside(彼らは外側しかやらないから)」なんて、こちらを見もせずに言い放たれてしまいました。
オットにはどうでもいい話題だったみたい。
まあそうだよね。

ならば、ブラジリアンワックスの耳・鼻毛用のキットをお薦めしたいところですが、誰にどう伝えればいいのかわからないからここで書いて、巡り巡って彼の耳に入ればいいな、なんて。
あ、耳毛があるから入らないのか…?
彼のことが頭から離れない深夜0時過ぎです。

↓これを…ぜひ…↓

二の足を踏む

ここ数日、ずっと冬らしからぬ暖かさのイギリスです。
観測史上初で暖かいらしく、新年の寒中水泳大会が思ったほど寒くなかったとかいう話題を耳にして、例え気温が15度とかあっても間違いなく水泳をするような水温ではないわけで、相変わらず狂気の沙汰としか思えないですね。
日本の小学校のプール開きだって水温が23℃とかのはずなのに、くちびるが紫になる子が続出するわけで。ねぇ?
ま、明日明後日あたりからまた通常の気温に戻るらしいですけどね。
学校の送迎が始まった途端に寒くなるってどういうことよ?

などと考えていたら、クラムチャウダーとかのあったかクリーム系のスープとかがとても恋しくなってきております。
鮭と白菜のクリーム煮とか、お腹からあったまりたいなぁ、なんて。

実はかれこれ2年くらい、ずーーーっと買おうか買うまいか悩んでいるものがありまして。
それは鋳物のお鍋です。
ストウブとかル・クルーゼなんて言えばピンとくる方もおられましょう。
水なしで煮物ができちゃう、お肉と野菜を一緒に入れてオーブンでほったらかしておいても美味しくいただけちゃうという魔法の鍋です。

でもお高いんでしょう〜?

そう、かなりお高いんですよね…
いや、まあ、由緒正しいブランドものは非常にお高いのですが、友人曰く「すごく丈夫で一生物だし、なんだったらしゃーくちゃんの子供たちだって使えるんだから、今張り込んでも損はないし、かなりヘビロテで使えるからすぐに元は取れるよ?」だそうですが、それでも2年ほど悩み続けてます。

実はね。
年末にした大量の買い置きとクーポンのおかげで、Sainsbury'sで使えるNectarカードのポイントがだいぶ貯まっておりまして、Habitatの鍋くらいなら買えそうなんですよ…
しかし前述の友人曰く「安物を買ってすぐ買い替えないといけないよりは、多少高くてもいいものを」なんて至極もっともなご意見を言われ、でもポイントでタダだし、お試しにする分にはいいのかなぁ、とか、2年分の悩みがここにきて一気に噴出しております。

オットは料理の知識はほぼ皆無と言っていい人だから、高い調理器具がどう料理に影響するのかを説明するのも骨が折れそうだし。
うーむ…

↓日本で買った方が安いってどういうこと…?↓

謹賀新年。

明けてしまいました、2022年。
みなさま、よいお正月をお過ごしでしょうか?
我が家は友人宅にお呼ばれをして年越しをいたしまして、それ以外は通常運転でございます。

うるさ隣さんは、クリスマス前に「Not coming back until New Year(年明けにならないと戻らない)」と言いながら常夏の島へバカンスにお出かけになってたのに、うちが元旦の夕方に友人宅から戻ったら彼らもご帰宅なさってました。
どうやら私が”New Year”ってのを誤訳してたようで、彼の中では”元日”ってことになってたんでしょうね…
英語って難しいなぁ。

その難しい英語をうちの9歳の上の子は「There will be a consequence(因果応報があるよ:意訳)」とか私が最近まで知らなかった単語を使ってサラッと言いやがるので、いまだにヒーコラ言いながら英語の映画を見たりニュースを読んだりしている私にとっては嫉妬以外の何者でもない…むぅ。
違う言語で育ってるんだから当たり前だろ、とオットに言われて、実際その通りなんですけどね。

まあ私のグチはともかく。
お正月なのでちょっとは日本っぽいことをしようかなと思いつつ、いろんなブログでこの時期拝見する”おせち”なんぞは私には根気がなくて作れるはずもなく、そこで便利なのがお鍋ということで、アジア食材屋さんに買い出しに出かけました。
お店に行ってあるものを確認してから鍋の内容を決めるつもりだったんですが、さつま揚げとかイカ巻きなんかはあるんですけどおでんはオットはあんまり好きじゃないし、だったら別にこの店で買わないでも普通のスーパーで揃っちゃうなぁ、などと思っていたらこいつを発見してしまいました。

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シーフードキノコってなんやねん!
と、関西弁でツッコまずにはいられない…
英語の方でも「Seafood Mushroom」ってなってるし。
シーフードに合わせると美味しいって意味なのか、そのものズバリで海で育てたキノコなのか。
見た目は育ちすぎたエノキって感じですが、結局お前はなんなんだよ、と。
「100%NATURAL」もちょっと気になる。
ナチュラルじゃないキノコってあるのか…?遺伝子組み換えキノコ?

はい、正月早々どうでもいい話でした。
今年も1年、こんな感じですがどうぞよろしくお付き合いくださいませ。

↓「シーフードキノコ」も仲間に入れてください…↓

熱帯

旅行ネタ最終話です。
今回はチャールズ皇太子の肝入りである「Eden Project」に行ってきました。

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このドームが印象的な巨大温室ですね。
以前にも来たことがあるので今回は二度目なんですが、なぜかオットは北極にある世界種子貯蔵庫みたいなもんだと勘違いしてました。
種の保存も目的のひとつだと思いますが、それよりも環境保全とか啓蒙とかが目的だと思う…違ったらごめんなさい。

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中はこんな感じ。
なんだろう、この近未来感というか”ぼく地球”的な…ねぇ?
こちら熱帯雨林を再現してるドームなんですが、湿度が高いのでマスクをしててちょっと息苦しかったです。
でも、日本の夏に比べたらきっと楽なんだろうとふと頭をよぎったりして。

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湿度が高くて気温も一定に保たれてて、もちろん土の栄養もバッチリなのでちょっと下の方を探すとキノコさんたちもモリモリ生えてます。
これもまた”環境”ですから、ええ。

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そしてこちらは地中海性気候のドーム。
お隣よりはちょっと涼し目ですが乾燥してるのでマスクをしてても呼吸は楽でした。
どっちのドームでもイギリスにはない暖かさというか、異国情緒を体験できて、子供たちは面白い花とか滝とかサボテンとかを見て盛り上がって、なかなか良いお出かけになりました。

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そして順路の最後の最後、しかも建物の端っこの方に隠れるようにしてこの写真が飾られてました…
殿下の直筆サインと思われる署名も見えます。
お二人ともお若い!

はい、お後がよろしいようで。
みなさま、良いお年をお迎えください。

↓なんかこういうの庭に蒔こうかしら↓

↓懐かしい!↓