英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

勝ったのか負けたのか・・・?

ちょっと前に水道屋から手紙が来て「お前んちにメーターつけられるかどうかチェックするから家の中に入れろ」と言われていたのが今日でした。

我が家は100年越えの古いテラスハウスで入居時から水道のメーターが付いておらず、四半期に一度Estimateと呼ばれる「多分この時期に使ってるのってこれくらいだよね」という方法で請求が来ていました。

我が家への元栓は台所にあるのですが、大元の供給はテラスハウスの他の家とシェアしていて、例えばこちらがシャワーを浴びている最中にお隣さんがトイレを流すと水圧が半減して、さらに同時に他の家が水を使うと水圧が低くなりすぎ、ボイラーの安全装置が作動してお湯が止まってしまうという有様。

メーターをつければ独自の供給を主張して、水道屋持ちで工事してもらえる(可能性が出てくる)。

しかし何十年も見直しされていないであろう使用料の安さも捨てがたい。

我が家は現在四人家族ですが、試算は多分二人でされてるみたいですし。

ということで運を天に任せて、水道屋がどう判断するのかを見守ってみることにしてみました。

水道屋のおっちゃんが感心なことに予定時刻よりちょっとだけしか遅れずに我が家に来て元栓を一瞥し、やおら携帯で写真を撮り始めました。

そしてシンク下に頭を突っ込んで一人でブツブツ言っている後ろ姿は、コントラクターあるあるの半ケツです。

どうやら電話で会社と何かを確認し合っているようですが割とすぐシンク下から出てきて「うん、無理。古すぎてメーター取り付ける幅が足りないわ。キッチンごと取り替えないと無理だね」と結果発表。

この一言で請求書の安さが確保されました。

「キッチンの改装費を持ってくれるならメーターつけてあげてもよくってよ」などと高慢ちきなことを思いましたが、おっちゃんの方から上記のことをよく言われるけどそれはやらないからね、と先に釘を刺されました。

さすがイギリスのSarcasm、こんなこと堂々と口に出す人がいるのね。

水圧の件はなんとなくご近所さんの水使用事情を把握しているので、ピーク時を避ければなんとかなるし、と、自分に言い聞かせます。

 

注:Sarcasm −皮肉と訳されてますが個人的には「意地悪なユーモア」「嫌みったらしいコメント」みたいなものだと思ってます。たまに「自虐」だったりするし。

↓でも節水はしないとね。↓