日本のテレビ番組が最近はいろんな方法で視聴できるので、時間があるときにちょこっと見たりしてます。
なのでその昔、帰国子女として私の学校に転校してきたAさんのように、時のアイドル「光GENJI」を知らなくてクラスの女子からドン引かれる、なんてこともなく助かってます。Aさんはその後どハマりして、みんなと前夜のテレビの話で一緒に盛り上がってました。
どうでもいい情報ですが、私は光GENJIよりも男闘呼組派です。
トシちゃんよりマッチ、聖子ちゃんより明菜、といえばなんとなく好みを理解してもらえるでしょうか。
トップは不動のチェッカーズ、ってあたりでちょっと好みに揺らぎがありますが。
いやホントどうでもいいですね。
で、先日台所仕事をしながら日本のテレビをBGMがわりに流していたんですよ。
そうしたら、出川哲郎さんが「自分は大丈夫だけどデビ夫人はいつもパスポートコントロールで止められる」みたいなエピソードを話して笑いを取っていました。
なんかさらっと流してるけど、そりゃあの人の国籍は確かインドネシアだから、日本のパスポートと比べたら不便が多いでしょう。
知人のインドネシア人にこちらでお子さんが生まれてビザの申請をしたら、承認が下りるまで10ヶ月かかったそうです。
親御さんはもう合法的に3年くらいイギリスに暮らしていて、国籍じゃなくてビザの申請でしかも申請者は乳児なんだから、物理的に就労もできないし犯罪もできないけど、それでも10ヶ月かけるって、つまりデビ夫人もそういう扱いってこと。
そのネタはものすごく広げて、掘り下げて話できるんじゃない?と、バラエティ番組には重すぎる題材だから流すのも分かりますが、ちょっとモヤモヤしました。
持ってる本人は忘れがちですが、日本のパスポートって最強ですからね。
オットや子供と一緒にいる場合は、英国・EU国籍の方の列に並べて特に不便はないですが、一人で入国審査を受ける場合は外国籍の方の列に並ばないといけないんですよね。当たり前ですが。
で、運が悪いと前に5人くらいしかいないのに1時間以上待たされることもあります。
一人一人の審査にすごい時間をかけているのが見て取れますが、自分の番になると「滞在期間は?仕事は?家族は?」みたいに3つくらい簡単な質問をされて終了で、私の前に並んでいた人たちはまだ質問を受けていたり別室に案内されていたりします。
つい最近ヒースローでは、未成年の同行者がいなければ日本のパスポートでも自動審査ゲートのほうに行けるようになりましたし、日本のパスポートの信頼性の高さに感謝です。
日本のここが素晴らしい!とか、日本はこんなに興味を持たれている!みたいな内容のテレビ番組が多いですが、そうやって興味を持ってもらえたり信頼されたりしているのも、全ては先達が国家単位だけではなく草の根レベルでも努力を積み重ねてくれたからですよね。
不動産屋時代も、日本人というだけで大家さんが信頼してくれて話がスムーズに行ったり、他のオファーが来ていても日本人を優先してくれたり(ホントはダメだけど)、などなどの優遇を受けたこともありました。
先達に感謝し今後もトラブルを起こさないよう、今ある信頼を失わないようにしようと、焦げた鍋を洗いながらしみじみとしてしまいました。
ステンレス鍋のコゲには重曹と丸めたアルミホイルがよくききました。
これもネットで調べた先達の知恵。感謝です。
↓普段使いできて便利です↓