真面目な英会話講師の方々が多数の中で、飛び抜けている人はやっぱり目立ってしまいます。
そんな印象深いおもしろキャラ図鑑第二弾です。
カチコミをかけたマイケル君
子供向け英会話教室で日々子供とお遊戯に興じていたマイケル君は、心にちょっとした闇を抱えている人でもありました。
子供には癒されていたらしいのですが、お酒が入るとキャラが変わっていた彼は、ある日自分の住んでいる街に「ヤ」のつくお仕事の事務所があることを知りました。
周辺地域の住民には周知の事実ですが、そんなことわざわざ吹聴して回ることでもないので、引っ越してきて日の浅い人はあんまり知らないことです。
しかしそれを知ったマイケル君は「近隣の人は恐怖に怯えているから言えないんだ」と勘違いが転じて正義の人となり、お酒の力を借りて事務所にカチコミをかけに行きました。
夜中の3時に。
マンションの一室はあくまで事務所として使われていたようで、マイケル君がドアの前で騒いでいた時間は運よく無人だったようです。
ただひたすら隣近所に迷惑を撒き散らして「オレに怖気付きやがった」とあくまで酔いによって強気のマイケル君はその日は帰宅し、そのまま昼過ぎまで爆睡。
目が覚めて自分がしたことの愚かさを冷静に見つめ直したマイケル君は、その後しばらく全く似合っていない帽子とサングラスの下手な変装で過ごすことになりました。
見る目のないベス
女性講師にも面白い人がいます。
ベスは大学を出たてのギャル系英会話講師です。
常に野心を持ち「お金の匂い」に敏感で、それっぽい男性を見つけてはすり寄っていくエセックス出身者の鑑のような女性でした。
ある日講師の人たちみんなで、休暇に入る前にクリスマスディナーをしようと言うことになり、ちょっと張り込んで幕張のホテルのレストランに行くことになりました。
私も含めて8人いたのですが、気がついたらベスがいません。
見回してみると、別のテーブルにいた白人男性二人組の席に座って飲んでいます。
みんな「またか」みたいな顔をしつつほっといたのですが、しばらくして自分のカバンを取りに席に戻ってきたベスが「あの人たち、野球選手なんですって。野球よく知らないんだけど日本ではフットボーラーみたいなもんでしょ?うふふ」などと言いながらまた向こうのテーブルに戻っていきました。
でもね。
さっき私がトイレ行く時に小耳に挟んだ彼らの会話は、某テーマパークのキャストさんって感じだったよ?
もちろんそんなこと教えてあげませんでしたが、年が明けて久しぶりに会ったベスが、今度は渋谷で会った「自称JリーガーのNY出身の黒人男性」とデートしてると自慢してきました。
多分それもウソだと思う…私、多分その人を知っていて、実態はフランス訛りの英語を話す、ちょっと英語ができる女性をいつも同じパターンでナンパしまくってる兄ちゃんだよ…
英語の訛りの違いでわかるでしょ?一応プロじゃん、と思いつつ、やっぱりその場も黙っておきました。
そして2年ほど日本に滞在したものの「いい男がいない」とイギリスへ帰っていきましたが、彼女の基準だとアラブの石油王あたりでないとダメだと思う…
こーゆーおやつってたまに無性にたべたくなる…↓