英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

寒さからの逃避

本日はハロウィンです。

うちの子供らは、メキシコのシュガースカルと黒猫になりました。

お面をつけるだけで楽々変身でした。

渋谷ではまた逮捕者が出たとかいうニュースをチラッと読み、楽しむなら別の方向で楽しめばいいのにと毎年思いますが、きっと騒いでいる本人以外はみんな思ってることでしょうね。

パーティと言えばイビサ島だよね、あったかくていいね、などと寒さから逃避するべく妄想に入ってしまいます。

イビサには行ったことないのと、あのノリは多分嫌いな部類なので近寄らないようにはしてるんですが、私の好きなスペインなんですよね。

先日バルセロナでデモがあったというニュースがあり、デモ隊の皆さんが映像で出てたんですが、みんな半袖でした。

バルセロナヌーディストにも優しい街なので、素っ裸の女性も写ってましたね。

寒くないっていいよな、と、デモの内容は割と深刻なのに気になるのは気温のことばかりです。

だいぶ昔に私の母がこちらに来たことがありまして、せっかくヨーロッパの端っこまで来てくれたのだから本土の方にも行ってみよう、ということでやっぱりバルセロナに母娘2人旅をアレンジしたことがあります。

以前友人と行った際の反省を胸にあまりスケジュールを詰め込まずにゆったり回るプランにしました。

市場で新鮮な魚介を料理してくれるバルのような場所があるのでそこへ行き、何にしようか目移りしていると、カウンター席の隣に座ったおじさんがおもむろにマテガイを指差してカタコトの英語で「日本人。バルセロナに来たらコレを食べないとダメだ」と勝手に注文してくれました。お代はおじさんが持ってくれてそのまま立ち去って行きました。

やっぱりバルセロナはいい街だ!とウッキウキで観光をし、サグラダファミリアで母が「ふしぎ発見とかでよくみた場所だわぁ」などと斜め上な感動をし、とにかく楽しく過ごしました。

そして最終日。

調子に乗った私は電車で空港まで行くことにしていたので、空港行きの電車の発着ホームを改札近くの電光掲示板で確認し指定のホームまで行きました。

ちょうどその時電車が入ってきたので乗り込んだのですが、しばらく走っていると、以前来た時に見た景色となんか違います。

隣の席に座っている人に「この電車は空港に行きますか?」と英語で聞いたのですが回答は困り顔で「英語、ダメ」でした。

スペイン語の単語で「アエロプエルト?」と聞くと「No, バレンシア」という恐ろしい回答が!遠距離電車だからみんなスーツケース持ってるのか!と騙された気分です。

焦り始めたところで車掌さんがチケットの確認に来たのを見つけ英語で「間違えちゃったんだけどどうしたらいいですか?」と聞くと、「またか」という表情で次の駅で降りて反対側のホームにすぐ電車が来るからそれに乗れば元の駅に戻れる、と教えてくれました。

言われた通り無事出発駅に戻れたのですが、次の電車では飛行機の出発に間に合いそうにありません。

私は母の荷物も抱えると小走りでタクシー乗り場へ向かい、運よく一台客待ちをしていたので滑り込み「アエロプエルト、ポルファボール!ラピド!(空港へお願いします、急ぎで!)」と単語を駆使して伝えると、なんとか通じました。

運転手さんに何か言われたのですが、なりふり構ってられず「ラピド!フェルナンド・アロンゾ!」と言った途端に運転手さんが破顔。物凄いスピードを出しあっという間に空港へ。

チェックインにも間に合い、無事に予定通りの飛行機に乗ることができました。

またコレをやるつもりはないですが、今となってはいい思い出です。

あぁ…あったかいところに行きたい…これからもっと寒くなるっていうのに、もうヘタれてます。

↓コレも使えたなぁ…↓