英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

フーテンのティム君 2

本日はラグビーワールドカップ決勝ということで、先週に引き続き私が子供の習い事の送迎係となりました。

帰ってきたらテレビが消えてて「負け戦だったから消した…」と意気消沈してまして、まあ、下馬評通りだったようです。

今朝は起きたら晴天だったのに、9時ごろには結構な雨が風を伴って降り始め、試合結果の予言のようでした。

ラグビーの結果よりも、今日の花火大会に行けるかどうかの方が私にとっては切実です。

子供らが楽しみにしているのですが、雨の中出かける気はさらさらないので。

花火といえば、以前書いたフーテンのティムくんが隅田川の花火大会で大活躍してくれたことを思い出しました。

ものすごく混むことはみなさんご存知のとおりで、私は東京出身ですが一度も行ったことはありませんでした。

暑いし、混んでるし、テレビ中継でいいじゃん、と。

しかしティムくんが「俺が朝から場所取りするから行こうよ」と言い出し、まあ、それなら行こうかね、ということになりました。

開始時間直前に来てくれればいいからというティムくんの言葉通り、まずは4時ごろに電話をしてどの辺にいるのか確認し、飲み物や食べ物を買って5時過ぎに取っておいてくれている場所に行きました。

すると、ティムくんと彼の仲良しさんたちのホームレスの方々が仲良くブルーシートの上でごろ寝しているのを発見。

ティムくんと彼らが交代で場所取りをしていたので、話し相手もいたし全く苦にならなかったと笑顔で言います。

まあ、悪い人たちではなさそうですし、私は日本語でコミュニケーションを取れたので問題なかったんですが、女性英会話講師のみなさんはひたすらドン引きです。

せっかくカワイイ浴衣を生徒さんのお母さんに着付けてもらってテンション上げまくりだったのに、と、ヤケ酒体制に入りました。

男性講師の皆さんは特に気にすることもなく、いつものペースでビールを飲んでいきます。

ホームレスの方々は、今日は人混みに来るのがわかっていたので事前に水浴びをしてきれいな服を出してきたんだそうで、ちゃんと身だしなみに気を使っていることもわかりました。

そして全ての空き缶はホームレスの皆さんの今回の場所取り報酬ということで、きれいに持っていってくれました。

初めての隅田川花火大会が初めてのホームレスの皆さんとの交流となり、なにげにいい場所で見られて後片付けまで楽々だったのはティムくんのおかげです。

↓あら、かわいい↓