英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

人は見た目が9割?

昨日、オットが日帰りオランダ出張に行ってきました。

子供らへのお土産にまたミッフィーを買ってきました…カワイイんだけど…

かれこれ10年位前に、やっぱりオットがオランダに出張に行ったその1週間後に二人でアフリカの某国へ遊びに行ったことがあります。

このアフリカの体験については、また別の機会でお話をしようかと思ってます。

10日ほどアフリカンホリデーを楽しんで、またイギリスに戻ってきて普通に働いて日常生活を続けていたのですが、とある週末に2人してやたらと早く目が覚めてしまい、何を思ったのか勢いでユーロトンネルのチケットを購入し、ドーバー海峡を渡ってフランスのカレーで買い物をしようということになりました。

ホリデーシーズンからは外れていたのでチケットはオンラインであっさりと購入でき、高速道路も空いており予想以上に快適にドーバーの港に到着しました。

ユーロトンネルの電車は予約の時間前でも座席というか車庫というか、とにかくスペースに空きがあれば予約の前の時間でも乗車ができるので、我々もそのようにして予定より1本前の電車に乗りました。

ユーロ「トンネル」といっても、車でトンネルの中を走行するわけではなく2階建ての大きな貨物列車に車ごと乗り込んで、30分ほど貨物の気持ちになって移動をすると言うものです。

カレー側の出口を出て本当にすぐのところに大きなショッピングセンターがあり、この中に入っているカルフールに行くのが目的でした。

イギリス人も安いワインやらお肉やらの購入を目当てにここに行く人たちが結構たくさんいます。

この人たちに混じって我々も大陸サイズのショッピングカートを押し、いざ店内に突入したのですが、私もオットも実はあんまり購買意欲がなかったようで、オットはベルギービールを数本、私は美味しそうなパンの詰め合わせと香りのいいせっけんを買っただけで終了してしまいました。

カレーの周りには特に観光するものもなく、なんとなく「もう帰るか」ということになり、予約時間前の列車に乗ることにして港に戻りました。

当然ですが、列車に乗り込む前には国境警備というかパスポートのチェックがありまして、イギリスの検査官が入国検査をしています。

基本は車から降りることなくパスポートを見せてちょこっと質疑応答して終わりなんですが、私とオットのパスポートのスタンプを確かめていた検査官が、車を横に動かして降りるように言いました。

すると事務所から検査官が4人ほど謎の機械を持って現れ、ウチの車の下とか、トランクの中のシートを剥がしてまで色々チェックしています。

別の人が我々に「アフリカには何しに行った?」「オランダにも行ってるけどなんで?」「今日はフランスに何しに?」「ユーロトンネルのチケット、今朝買ったみたいだけどなんでいきなり?しかも日帰り?」と警戒感丸出しの質問を浴びせてきます。

フランスには買い物しにと回答しましたが「でも車にはビールとパンと石鹸しかないじゃん」とかなり不審がられました。

普通みなさん爆買いして帰りますから、我々の買い物量は確かに納得いかないでしょうねぇ…

あともう少しで車の座席もひっぺがす勢いだったんですが、機械での検査に異常がなかったようでそこは免れました。

たぶんですけど、直近で尋ねた国が原因でイケナイお薬の密輸を疑われたか、私が完全に日本人の風貌ではなく、めんどくさいからとメイクをせずに眉毛を描いただけで、ジーンズとモッサいトレーナーにキャップをかぶった「絵に描いたような不審者」なスタイルだったので、Human trafficking(密入国)を疑われたんじゃなかろうかと推測しています。

そんなことをしていたので結局乗った列車は予約した時刻のものになってしまいましたが、この教訓を生かしその後は国境を越える場合はなるべく小綺麗な格好を心がけるようになりました。

それにしても、二酸化炭素だけ排出してなんの生産性もない1日を過ごしたこの話をしたら、グレタさんからはHow dare youどころじゃないお言葉をいただいちゃいますね…

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我が家に生息しているミッフィーの群れの一部

 ↓いっそコレでいけばいいのか?↓