英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

神のみぞ知る味噌汁

ここのところ最高気温が一桁台の日が続いて鍋焼きうどんが食べたい気分なんですが、オットはうどんよりも蕎麦派、しかも盛り蕎麦が好きなので、平日昼のひとりメシで鍋焼きうどんを作る気にはさすがにならずにうだうだしてます。

日本にいたらコンビニやらスーパーで買ってこれちゃうのになぁ、と、ないものねだりです。

正直、日本は便利すぎです。

お魚はスーパーですら言えば三枚におろしてくれるし、自分で作るよりも安くて美味しいレトルトソース、街中にある餃子やらおでんの名店のお持ち帰り、それらにお世話になりっぱなしで料理の腕は全くと言っていいほど成長しませんでした。

現在は自分がやらないと食べたいものが食べられないということで、それなりに調味料やらなんやらを揃えてはいますけど、思い出補修のかかった味には到底かないません。

素直にイギリス料理を作ればいいんでしょうけど、一応コレでも江戸っ子なもんで、ガッツリ醤油味でカツオ出汁で、関西の人に不評な濃いめの和食がいいんだよぉ…

ということで、日々「自分のための」メニューに頭を悩ませていますが、以前義母にもイギリス料理と和食どっちを作るのか、という質問されたことがありました。

その時は「半々くらい」と答えたのですが、オットが私に気を使って「でも僕も味噌汁とか好きだし、お米は醤油だけじゃなくて他のソースにも合うし」みたいなことを言ってくれて、その後話題が日本食もどきレストラン「WAGAMAMA」に移ったのでその日は私の料理話は終了しました。

そこから数ヶ月経ってまた義実家を訪れた際、夕食の席で義母がニコニコしながら「図書館で日本食の本を借りてきて勉強してるのよー」と報告してきました。

そして勉強の成果を披露してくれたのですが

「I didn’t know miso soup is made from licorice(お味噌汁がリコリスでできてるって知らなかったわぁ)」

と、衝撃発言が飛び出ました。

一体どこの誰が書いた本?!

リコリスは日本じゃ風邪薬くらいにしか使われてないっス、というツッコミをやさーしくオブラートに包んでお伝えしたらみるみる萎んでってしまって、なんか私が悪いみたいな気分になったことがあります。

後日また訪問したときに、ロンドンの日本食材屋さんで買ったインスタントお味噌汁をお土産に持っていったら今度はちゃんと「I already know it’s made from soya(ダイズでできてるのはもう知ってるわよ)」とアップデートされてました。

よかったよかった。

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バケツにたまった雨水が凍ってたし…

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