先月ですが、早めの大掃除も兼ねてクローゼットの中をひっくり返してみました。
断捨離とかこんまりメゾットとかミニマリストとか、お片付け術はいろいろ聞くんですが何ひとつ実践できずにここまできています。
あれですね、間違いなく血筋ですね。
イギリスに来る前、「若者の手があるうちに」ということで実家の片付けをしてから来たんですが、けっして汚屋敷ではなかった実家にも「賞味期限が昭和の缶詰が…」とか「デッキがもうないのにビデオテープがある」とか「こんな大皿、初めて見た」など、ある意味祖母が収納上手だったのが仇になったわけですが、冬眠前のリスのように埋めたどんぐりの存在を忘れてしまう遺伝子がうちの家系には組み込まれているようです。
残念ながら収納のスキルは私に遺伝されていなかったようで、クローゼットから出てくるのは「とりあえず」しまっておいたサイズアウトした子供服とか、プレゼントでもらったけど趣味じゃないバッグや小物なんかです。
それを一旦袋に全部まとめてクローゼットにまた戻して、とあるお届け物を待つこと1ヶ月弱。
今日ようやく待っていたものがポストに入っていました。
チャリティーショップの無料回収袋です。
まだ捨てるには忍びない状態の服や小物、おもちゃや本などを寄付として集めてそれを販売し、利益をボランティアやチャリティに使うという趣旨のお店です。
常設の回収ボックスがスーパーや公共の駐車場なんかにもあるんですが、根がめんどくさがりの私は、袋に入れて玄関先に置いておけば回収してくれるこのシステムを年に2回くらい利用してます。
今回は写真のようにCancer Support UKの袋でしたが、赤十字とか動物保護団体とか地域のホスピスなどの袋も届きます。
それぞれが回収ボックスを設置しているとどこの団体に入れようか迷ったりするんですが、届いた袋を何も考えずに使うというスタイルも優柔不断な私にはぴったりです。
家の中がスッキリする上に、チャリティで使ってもらえるのであれば「詳細は不明だけどなんかいいことした」気分になれるので、物理的にも心理的にもいいシステムだと思います。
あと、以前書いたハリネズミさん救出劇ですが、RSPCA(Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals:王立動物虐待防止協会)の名前をとっさに思いついたのは、この袋が前に届いていたからなんですよね。
ただチラシを配るだけだと寄付はもらえないけど、各家庭でいらないものを気軽に入れてもらえて、寄付するものがない家庭でも団体の宣伝になるという効果もあるわけで、コレを考えた人はすごいなぁ、などと思いつつ回収袋に入れてもいいものの仕分け作業にかかりたいと思います。
↓日本人全員ができるわけではないのにこのタイトル…プレッシャーです…↓