面白い記事を見つけて、仕事してた頃の自分がフラッシュバックしてきました。
「お祈りメール」の誤解についての記事で、日本ではコレがくると悲しくなるのは何故なんだ?と疑問に思うインドネシア人主婦のお話しです。
でも私、ほぼ毎日結構な量の「お祈りメール」をイギリスでも出してました。
人事部勤務でしたので、会社のホームページ経由で求人に応募してくる人がたくさんいまして、CV(Curriculum Vitae:履歴書)を斜め読みして、各部署の採用担当者に送る前にふるいにかけるのがルーティーンワークのひとつでした。
Wish you all the best〜で締める定型文をコピペして、宛名やら職種名を書き足して返信するわけですよ。
おおかたの応募者はそのお断りメールで諦めてくれるのですが、不採用の理由を教えてくれ!と食い下がってくる人もちらほらいましてコレが結構困るんですよね。
ただ単に必要な職務経験がないとかでしたらそう伝えるだけでいいんですけど、ビザの必要な方の応募は予算がないからダメなのよ、とは法律上言えないんですよね。
ここがちょっと法が足かせになってるところなんですけど、国籍や性別、学歴などで差別しちゃいけないという大前提があるんですが、ビザの発給にもポイント制で制限があるから明らかに無理な人ってのもいるわけで。無理だとわかってて申請してお金をドブに捨てるような企業はUKどころか世界中のどこにもないですよ。
しかもEUの某国々はイギリスほど手厳しくなく、細かい前提条件はありますが、職を得て移住してからビザの申請をするなんて国があったりして、そっちに留学して大学を卒業した人とか1−2年職務経験を積んだりしてイギリスを目指してる人とかがかなりいて、そのノリでWebサイトに出てる求人全てにいっぺんに応募してくる、なんて荒業を繰り出された日には…EUにある支社の方に応募するよう促すくらいしかできませんでした。
今回のBrexitでビザの要件とか色々変わってくるでしょうから、私がやっていたこの作業も変わってくるんでしょうね。楽になるか悩みが増えるかはわかりませんが。
まあ、辞めちゃった私には関係ない話ですが、ちょっと興味はあるかも。
↓うーん…友達はいるのかな?(差別はしない。全員嫌いなんだ。)↓