英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

義父の武勇伝

イギリス在住者さんのブログで「ボリスからのお手紙」の話がちらほらあって、うちには届いてないぞ?と思ってたら今日来ました。

内容については、今更新しい情報はないなぁ、そしてボリスのサインはあんまりかっこよくないなぁ、くらいの印象です。はい。

今日もお天気が良く、気温も上がったので「俺の鍛え上げられたカラダを見ろ!」な上半身をあらわにしたお兄さんがホテホテと道路をお散歩しているのを目撃しましたが、いつもなら颯爽とジムへ鍛えに行くところしか見ないのに、目的もなくホテホテ歩くこともあるんだね、と、ホントどうでもいい発見をしたくらいで、後はなーんにも起きなかった1日です。

なので、前に書くと言った義父の武勇伝(学生編)を。

日本で言うところの中〜高校生時代、義父はBoarding schoolで学んでいました。今も割とそうですが、Boarding schoolってそう簡単に街に出られないような場所にあったりして、義父の学校も御多分にもれず周りを農場に囲まれ、一番近い繁華街は徒歩だと片道でも1時間以上かかるという、脱走したって往復だけで時間を取られてなんのメリットもないような場所だったそうです。

生徒の中には先生の自転車を拝借して出かけて、もちろんバレてDetention(謹慎)をくらったりするような子もいたそうですが、義父に言わせればそれは機転の効かないヤツのすることだそうで、本当の猛者は農場の馬小屋から1頭拝借して出かけてたオレのようなワイルドな者のことを指すんだ、だってさ…前に書いたパブのオーナーともたまに一緒にお出かけしてたそうで。

当時はセコムとかなかったし、農家の夜は早いですからね…

で、そんな努力をしてまで街に繰り出したって、やれることなんか特にないから適当にぶらぶらして飽きたら寮に戻るという、なんともハイリスク、ローリターンな遊びをして過ごしていたそうです。よっぽど暇だったのか、ティーンエージャーとして悪さをしようにもする場所すらなかったってことなのか。

まあ、こんなことしてりゃ生徒同士の連帯感も高まるし、卒業してからも「昔のよしみで」って感じでビジネスにつながったりするんでしょうね、Boarding schoolって世界は。

↓結構効くヤツ↓

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こういう場所を馬で疾走したら気持ちいいんだろうけどね。