英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

悲しいとき〜!

昨日のゴミの話つながりなんですけどね。イギリスでは各家庭に車輪のついた細長くて大きいゴミ箱(Wheelie Bin=ウィーリー・ビン)がありまして、それぞれ普通ゴミ、リサイクル、ガーデンウェィストと色が分かれてて、回収日前夜に自宅の前に出しておくというのが一般的な回収方法です。

マンションタイプの集合住宅の場合はアメリカ映画でたまに見る、裏路地にあってコメディだと主人公がそこに落下したりするあのでっかいゴミ用のコンテナが置かれていて、住民はいつでも日付を気にせずにそこに捨てておけば管理会社と契約している業者さんが決まった日に回収してくれるようになってますが、古めのフラットだと何世帯かとWheelie Binを共有し、なんとなく誰かが回収前夜に出しておいて、回収後もなんとなく手の空いている人が元に戻してくれる、みたいなゆるーいルールの場合もあります。

そんなわけで、私も回収日前夜に巨大なゴミ箱をゴロゴロさせながら、シャーリーちゃんちの敷地を通過して道路まで運んで、回収されたらまた敷地を通って自分の庭に戻してるわけですよ。

シャーリーちゃんたちは活発なお子様方なので、雨さえ降ってなければ高確率でお庭で遊んでまして、コロナ以前だったら子供らがそれで合流して遊びはじめたり、うちの子がいなくてもなんだかんだ私に話しかけてきたりしてました。

ところが、とっても心配性のあちらのお母さんがロックダウンになった途端「ゲートに鍵をつけようかと思うんだけど…」と言いはじめました。子供らが勝手に行き来しないようにという説明で、彼女の性格上また心配してるんだろうなということで「うちはもちろんいいけど、反対隣さんにも鍵を渡しておかないとねぇ」と答えたら、子供のことにだけ気が行っていた彼女はどうやらもう1軒のことはすっかり失念していたようで、結局鍵は設置されずに今日まで来ています。

しかし、ロックダウンからかれこれ3ヶ月ですが、ゴミ出しのためにお隣を通過する際、一応姿は見えずとも「通りますよ〜」と声をかけてから敷地に入るようにしてまして、お子さん達も庭にいた場合は遠くから手を振ってきたり話しかけてきたりと、お互いちゃんと距離をとっているのですが、お母さんだけが私が通過するたびにさっと家に入ってドアを閉めるんですよね…お父さんも遠くから「Hi」くらいは言ってくれるんですが…

この「目の前で慌ててドアを閉められる」という行為が、ボディブローのように地味に私の心に効いてきています…嫌われてるわけじゃないのはわかってても、なんか、悲しい…

↓Wheelie Bin。うちのはダッサい色ですが所詮ゴミ箱だし…↓

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