夕飯のネタが尽きてきて、ネットでいろんな食材をもとにレシピの検索などをしております。が、日本のサイトだと美味しそうなものがたくさんあるのですが、手に入らない食材があったり、代用品が思いつかなかったりで結局よだれを垂らして見るだけであきらめないといけないことがよくあります。
なので、郷に入っては郷に従えという言葉を思い出し、イギリスのサイトでなんかないだろうか、と検索をしてみました。
まず「what british family cooks everyday(イギリスの家庭では毎日どんな料理をしているのか)」という漠然としたワードで検索をしてみました。
1ページ目だけつらつら見てみたら、料理番組やレシピ本のおすすめが並んでましたが、その中に「イギリス人の四人に一人は3種類しか料理できない」という、2018年のインディペンデントの記事が目に留まりました。
正直私だってレシピを見ないで何でもかんでも料理できるわけではないので、これはきっとステレオタイプな「イギリスの料理は壊滅的」みたいな記事なんだろうかとサイトに行ってみました。
斜め読みをしてみたら、何割が玉ねぎのみじん切りができないとか、千切りができないとか、なんだか「噂の東京マガジン・やってTRY!」みたいな調査で笑っちゃいました。
あの番組は極端にできない人を起用してるだけでしょうけど、私だってびっくりするような行動はしないものの、「何も見ないで茶碗蒸しを作れ」って言われても、白だしを使ってカマボコと椎茸と三つ葉入れるくらいしかできないと思うの。そして多分白だしは用意されてないだろうから四苦八苦すると思うの。
だから「できない人を笑い者にしてる」ってご意見もあると思いますが、私はどっちかっていうと「できなくてもいいのね」と勝手に仲間認定して安心してました。まあ、そんなことはどうでもいいですね。
記事の方に話を戻しますと、一番最後に「イギリス人が最初から作れる料理20選」ということで料理名が並んでいるのですが、1位ソーセージ&マッシュ、2位ビーンズオントーストって…待て待て待て。
マッシュは当然おイモを茹でて作ってて、ビーンズは煮豆を作るんだよね?とツッコまずにはいられないラインナップで、以前イギリスにだって美味しいご飯はあるんだぞと擁護した私の立場はどうなるのさ?
ポリッジがランキングに入ってる時点で、一体調査対象はどういった層の人たちだったのかと勘繰ってしまいます。やってTRYばりに、確実に料理してない人を選りすぐってんじゃないでしょうね?
それともあれですかね、イギリスではプロの料理人と一般人のスキルの差が開きすぎてるってことなんでしょうかね…?
↓西洋の童話や絵本でよく出てくる「オートミール」=ポリッジです。この缶かわいい…↓