私はまだ本格的に検討してはいないんですけど「元日本人」で現在はイギリスのパスポートを保持している方々にお会いする機会があります。
日本は二重国籍を認めていないので、イギリスのパスポートを取得するということはつまり日本国籍を放棄することになるわけで、それでもイギリスを選んだ理由は、まあ、人それぞれです。
いろいろ考えるところはあるのですが、そんな最中「Life in the UKテスト用の歴史のテキストに誤りがある」というニュースを見つけました。
奴隷制のこととか、大英帝国の終焉について美化されているとお怒りの署名が、有名大学の教授も含めて181名分にも及んでいるそうで。
「その国」出身の人がテストを受けたらすぐにバレる話というか、その人の常識とは違ってるでしょうから混乱しちゃうでしょうね、と、なんかズレた小学生のような感想です。
勝てば官軍かぁ、なんて思ったりしてたら、去年のものですが「イギリス国籍取得、難しすぎない?」という関連記事が目に入ったので読んでみました。
申請費用がお高いのは知ってましたが、いわゆる「原価」がここまで安いのか…と失望したり、やっぱり生粋のイギリス人にもテストの質問は難しすぎるのね、なんてほくそ笑んだり。
最後の方で、元内務省大臣のJacqui Smith氏の言葉を引用して「ゴミ出しのルールをきちんと守ってコミュニティに貢献してボランティアをしてくれる人が市民権を得てくれる方が、パブクイズをするよりも価値があると思う」なんて締め括られてまして、私も、住んでいる街の掃除をして、ボランティアとか教会の炊き出しやって、そこの責任者から「この人OKですよ」ってハンコをもらうみたいなポイント制にした方が絶対いいと思うの。
いや、不正だなんだって言い出したらキリがないから、それは頭の良い人にお任せして…
イギリスの文化を知ってても悪いことする人はするし、だったらコミュニティの人たちと多少強制的にでも関わらせて顔見知りを作っていった方がお互いに住みやすいんじゃないかな、と。
申請費用が高すぎて払えない人は、時間はかかるけどポイントを稼いでいく感じで、これなら「最低限の英語ができる」という証明にもなるし、イギリス文化を実際に体験していけるわけでまさにWin-Winじゃないですか。
まあ、私がこれ以上テストって名のつくものを受けたくないからキレイごとに逃げてるんですけどね。
↓Brexitのことも載ってた。↓