英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

格の差を見せつけられた…幼児に。

「3児の母」で思い出したお話です。

先日ちょっと触れた人とはまた別の女性なんですが、私が入社した当時から一方的にお世話になっていた女性、カレンさん(仮名・現在3児の母)の体験談。

カレンさんは私とは別の部署だったんですが席が近くて業務とは別の人間関係図のお話とかしてくれたり、ものすごく働き者な上に声を荒げたところを見たことがないというほど穏やかな女性でした。

入社して間もない頃、精算の手順とか細かいことがわからない私に嫌な顔ひとつせず一からいろんなことを教えてくれて、彼女がいなかったら私、あの会社で5年も保たなかったんじゃなかろうかってくらいです。

そのカレンさんがまず一人目である息子くんを出産して復帰してきました。何度か息子くんに会う機会があったのですが、会うごとに成長して、しかも喋るようになったらこれまた幼児のくせに礼儀正しい子で、おばちゃん、いつも会うのが楽しみでした。

ある朝出社すると、カレンさんがエコー写真を見せてくれて「二人目〜」なんて報告してくれました。息子くんも「お兄ちゃんになるんだ!」って張り切ってるそうで、とっても幸せ家族。

そんなこんなしているうちにカレンさんも臨月になり、彼女の仕事のカバーのために引き継ぎなんかをしてたんですが、予定していたよりも早くに出産となったらしく、朝起きたら私の携帯に「生まれた!」とテキストが入ってました。

なので彼女はそのまま産休となり、息子くんの時も私が産休カバーをしていたので問題なく業務に入ったのですが、それから一月ほどしてからカレンさんが子供たちを連れて挨拶に来てくれました。

二人目は女の子でこちらもふくふくと可愛らしい赤ちゃん。息子くんもちょっと誇らしげに妹ちゃんに寄り添っています。

事務所のおばちゃん連中がわらわらと集まって子供たちをかまって話に花が咲きました。急な出産だったけどこうやって無事でよかったねぇ、みたいな流れになったんですが、実はカレンさん、予定よりも早く破水しちゃって、旦那さんは夜勤で家にいなかったので軽くパニックになったらしいですが、息子くんが冷静に救急車を呼んで、しかも救急隊が来る前に出産になっちゃったらしいんですが、救急隊が到着するまで電話は切らずにずっとアドバイスを受けていた息子くんが、指示されたとおりバスタオルを山ほど持ってきて、無事に妹ちゃんを受け止めたそうです。
なんだその4歳児!

神童とか天才児ってのはテレビの中だけじゃないのね、という、嘘のようなホントの話。
素直で良い子なだけでなく出産のお手伝いまでできるって…私、経産婦ですがそんな状況になったらオロオロするだけだと思うの…

↓賢い主婦はバスタオルもガーゼらしい。ホントに?↓