英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

液体ミルクは便利だぞ

いろんなご意見があると思いますが、子供との旅行、しかも12時間のフライトを敢行した経験があります。上の子が1歳になる手前、私の産休が終わる頃、ちょうど今頃の季節でしたね。
その時に大いに役に立ってくれたのが液体ミルクでした。
もちろん空港のセキュリティを通る際には液体は持ち込めないので、セキュリティを済ませたらラウンジにあるBoots(マツキヨ的薬局)に駆け込んで必要な本数を買い込んだんですが、哺乳瓶に移し替えるだけで済むので子供が泣く前に準備完了。大変便利でした。

日本についてからもこれで行こう、なんて思ってたんですが、当時の日本では液体ミルクがまったく売ってなくて途方にくれましたね。
キューブになってる粉ミルク、あれは便利でしたが「水筒でお湯を持ち歩く」という日本の常識を持ち合わせていなかったので、お湯を提供してくれる授乳スペースを探すのに一苦労しました。
たどり着いた授乳スペースで、ママバッグから水筒を取り出した他のお母さんを見てようやく気が付いたという情けないお話です。

帰りの飛行機では空港内ですら液体ミルクはないので、CAさんに「お湯をいただけますか?」と何回かお願いしてたらいつの間にやらうちの子の名前を覚えていただいてそれはそれでよい経験だったんですが、熱湯を流水で冷ますことができなかったので作り置きをしておくという、なんとなく不衛生な感じになっちゃいました。

なんでこんな話をしているかというと、「ママバッグはリュックが定番に」というこちらの記事を見つけたからです。
この記事の中で「パパと赤ちゃんのお出かけはお湯が必須」とあって、せっかく日本でも販売が開始された液体ミルクの普及がされていないと読み取りました。

近年の日本は大雨とかで、毎年この時期何かしら大変なことになってるというニュースを見聞きしてます。避難所、もしくは断水とか停電した状況で粉ミルクをどうやって調乳しようと悩んでいる人も、液体ミルクがあれば移し替えるもしくは既に哺乳瓶型になってる液体ミルクで乗り切れるんじゃないかな、と。

もちろんイギリスでも液体ミルクは割高なので基本は粉ミルクで乗り切ってましたが、便利なものは活用しないとせっかく販売が開始されたのに普及しないままひっそりと製造終了なんてことにもなりえるんじゃないか、なんて余計な心配でしょうかね…

↓よさげなのがたくさんあるし↓