英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

£1=¥140で計算してます

日本の定期代が「残念」な件、という記事を見つけたのでちょっと補足しちゃおうかな。

記事の中では電車の料金が「ゾーン制」になっている外国は移動するのにお得、みたいな書き方になってます。
確かにそのゾーンの「中だけで」生活をしている人にはお得だし便利でしょう。

だがしかし。

我が家は、ロンドンが東京だとすると距離的に熊谷あたりになりまして、そう考えると「都内」にはなりませんので正確に比較することはできないのですが、1ヶ月の定期代が東京駅<>熊谷駅がJRの利用で31,180円と検索の結果が出まして、我が家のある街からハリポタで有名なKing's Cross駅までの1ヶ月の定期代は一番安いので・・・・・56,000円越えでございます。

さすがに倍とまではいかないですが、25,000円の差はかなり高額。
しかも毎年毎年値上げがされ、そのくせすぐに運行が止まるというおまけつきなので、そのせいで車通勤をする人が減らないんですよ。
設備投資のための値上げとか言ってますけど、どの辺の設備が充実しているのか利用者にはさっぱりわからない投資だし。

ロンドンの「地下鉄だけ」で考えれば記事の言うことも一理あるんですけど、今現在ですら、ロンドンのちょっと大きめの会社はまだ自宅勤務になってて電車の本数も減ってるし、それゆえに「Eat out to Help out」(Go to イート)の為だけにロンドンに繰り出す人は恐らくほぼいないので、この政策から無理に電車の定期代にこじつけるのはどうなんでしょうか?

さらに言うと、経堂から新橋までの定期代が、小田急線と営団地下鉄を使って13,000円ってことですが、Tube(地下鉄)だけで考えても、ゾーン1から5で使える定期は33,000円強。
2万円も違うんですわ。

でね。
何が日本と決定的に違うかって言うと、定期代(通勤費)は会社から補助/手当てが出ないんですよ。
そう。All 自腹。
それを加味すると日本の方が絶対お得!!
イギリスではこの定期代は「Second mortgage(第二の住宅ローン)」と呼ばれてます…

なので、現在自宅勤務が続いているオットは、それだけで自動的にかなりの額の節約をしているんですね。
自宅勤務万歳!

↓電車はコレくらいが平和でいい…↓

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関係ないシリーズ。にんじんに続いてりんごの詰め合わせを発見。担いで帰れってか?