英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

Baby Sharkの謎

今日も今日とて下の子がYouTubeでBaby Sharkを視聴していて、もはやそよ風のように軽〜く聞き流せるようになった私ですが、そのときちょうどオットが二階から降りてきて少々うんざり顔をしてました。

「I wonder who became a millionaire from this tune(この楽曲で誰が儲けたのかねぇ?)」と下世話なコメントをしてみたところ「No one(誰も)」と意外にも具体的な回答が返ってきました。
でも制作した人たちに広告代が入ってくるんじゃない?と聞き返したら、「But no one owns the copyright(でも誰も著作権を持ってないから)」なんてしたり顔。
「It's same as nursery rhyme, no one can claim the copyright(童謡と同じで誰も著作権を主張できないんだよ)」とか小難しいことまで付け加えてくれまして。

なので子供をナーサリーに送ってから、早速Google先生に質問をしてみました。
とあるアメリカ人の作曲家さんが、人気に火をつけた動画作成者である韓国企業のPinkfongを訴えたという2019年のニュースがいくつか出てきてそれらを読んでみたら「そうは言ってもこの男性のバージョン以外にも似たような楽曲がすでに存在していて作曲者は不明であるので、この場合は公共のものとみなされる可能性が非常に高い」といった感じでどの記事も締め括られてました。
判決についてはもう出てるのかまだ審議中なのかはわからないですが。

ひとつの記事だけもうちょっと具体的に「Pinkfongが使っている曲のキー、テンポ、リズム、使用している楽器、ハーモニーのとり方が自分のものと同じである」ということを争点にしていると伝えているので、メロディーの著作権というよりは編曲の著作権を争ってるんですかね?

子供向けの動画の裏で行われているオトナの泥仕合いを垣間見てしまった気分ですが、それよりもオットがいつの間にかBaby Sharkについてめっちゃ調べてたことの方に驚いております。
あんなにうんざり顔だったくせに。

しかし、有名になると親戚が増えるとは聞きますけど、人間でないものにすら「生みの親」とか「育ての親」なんかが出てくるってことですよねぇ。
せちがらいなぁ。

↓これになら食われっぱなしになりたいかも…ぬくぬく↓