英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

米大統領選挙

4日の朝、いつも通りニュースをみようとテレビをつけたら、どこもかしこもひたすらアメリカ大統領選挙の話「だけ」流してました…
いや。たしかにとても大きなターニングポイントで注視すべきことなんですよ?
でもそんなことはお構いなしでいろんなことは起きてるわけで、他にも伝えることはあるだろう!と。

まあイギリスは現在Brexit交渉の真っ只中で、アメリカの大統領が誰になるかで交渉のアプローチの仕方とか内容とかが変わってくるから重要なんでしょうけど、ぶっちゃけ庶民でそれを理解して選挙速報を見てる人ってどれだけいるのかしら?
どっちかっていうと、イギリス人は賭けが大好きだからBetting Shopで競馬中継を見守るがごとくチケットを握り締めて速報を見つめてるんじゃないかと、うがった見方をしてしまいます。

アメリカ大統領選挙といえば。

日系企業で勤めていたときの話ですが、日本人のみならずその時はアメリカの支社からも駐在員が来ていて「日本人駐在員のお世話はしゃーくちゃんがやってるんだから彼のことも担当して頂戴」と上司に言われ、英語の国から来た人なのに私が「お世話」しないといけないことになりました。
英語の国から来た人ですからコミュニケーションに問題はないしこれといってやることはないだろうとタカを括っていたら、「駐在員がいるようなファミリー層が住んでるエリアじゃなくてナイトライフが充実してるところがいい」とか言い出して、取引をしたことのない不動産屋とイチから交渉しないといけなかったり、英語ができる分、日本人からは出てこないわがままが炸裂して散々でした…

その彼から「大統領選挙の不在者投票ってどうやるの?」って聞かれたときにはさすがに限界がきてしまい「わたしゃアメリカ人じゃないから知らんがな。ロンドンにあるアメリカ大使館に聞いて」と突っ返してしまいました。

彼が立ち去った後「しゃーくちゃん、あの言い方だけどさ」と上司が声をかけてきてさすがに職務放棄だって叱られるかしら?と思ったら「やればできるじゃん」って逆に褒められてしまいました。
自立って大事なんだから命に関わることじゃないなら日本人駐在員も多少つっぱねるくらいがちょうどいい、だそうですが、日本人にそれをやったら本社経由で正式に叱られるのが火を見るよりも明らかだからできないんだよねぇ…
何度か駐在を経験してる人は裏道を心得てて、ルールを自分仕様にしたい時には支社の人事をすっ飛ばして本社の承認を先に得るからタチが悪いんですよ。
現地採用の私みたいなのが板挟みになるからそういうズルイことするのやめて…ホント…

↓「アメリカ」で検索したら出てきた…切ないレビューがあったよ…↓