英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

アドベントカレンダー

12月といえばクリスマスです。
特にお子様方にとってはプレゼントがもらえる一大イベントなわけですが、イギリスでは12月25日ではなくて、Boxing Dayである26日にプレゼントを開けます。
イギリスだけじゃなくて英連邦に属する地域はそうらしいです。

これの由来は諸説あるらしいですが、もっともらしいのが教会が貧しい子供達のために寄付で集めたプレゼントを配って箱を開けたのがこの日だった、というものですかね。
その他にも、12月26日はいわゆる「薮入り」で、お屋敷勤めをしていた使用人が実家に帰って家族に会える日で、雇い主はそれぞれの使用人にプレゼントを持たせて家に帰らせた、というのもあります。

初めてBoxing Dayという言葉を聞いて、オットにそれはなんだと質問した時の回答は「クリスマスで家族と一緒に過ごしたけど3日もすれば殴り合いのケンカが始まるから」なんてホラを吹かれたのは遠い昔ですが、これもちょっとわかる気がしてしまいます…
実家ってそういうもんですよね。

12月に入る前からもうクリスマスツリーが売られ、1日ともなれば通学路にある家々の玄関ドアにリースが飾りつけられ始めたりして、否が応でも子供達のテンションは上がっていきます。
アメリカのように家全体を電飾で飾り付ける家ってのはイギリスにはあんまりないですが、ここ数年でちょっとずつ見かけるようになりました。
ロンドンにあるお金持ちエリアの豪邸ではわざわざ業者に電飾をさせて、おそらく隣近所と競いあってるなんてこともありますけどね。

そして、12月1日から気分を高めてくれるもうひとつのアイテムが「アドベントカレンダー」です。
私がまだ日本にいた頃は認知度ほぼゼロだったと思いますが、昨今はどんな感じなんでしょうかね?
高級なヤツとかなら老舗デパートとかで売ってそうな気がしてますが、一般家庭ではどれくらい広まってるものなんでしょうか?

うちの子供たちはチョコレートが入っている各£3くらいの、スーパーで売ってる平均的なヤツなんですが、日本でも500円くらいで売り出せばハロウィンよりも普及すると思うんだけどどうですかね?

↓本来はこういう箱に小さなおもちゃとかが入ってたらしいけど↓

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これくらいのヤツでも子供のテンションは毎日上がりっぱなしですよ