英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

3月14日ーイギリスでは母の日

ホワイトデーに浮かれてすっかり忘れてましたが、イギリスでは3月14日が今年の母の日となっておりまして、「国民の母」である女王様にカードを届けようとウィンザー城まで…行ってませんけどね。

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この巨大なお城のどこかにいらっしゃるとは思いますが、それにしたって、スタッフさんたちが働いてるとはいっても、家族であるおじいちゃんは現在入院中だからひとりでこんな巨大な建物で過ごすってのは寂しいなぁ…
この写真はお城の裏手なのでスタッフさん達の居住区域だと思われますが。
うちは家族がどこの部屋にいるってのは見えなくても聞こえる距離だから(つまり狭い)、建物の端から反対側の端まで行くのに何分かかるんだ?ってくらいの建物には住めないなぁ、と住んでくれなんて頼まれてすらいないのに勝手に拒否したりして。

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川の対岸にはかの有名なイートン校があって、コロナで全寮制の学校ってどうなってるんだろう?などと、まったく違う世界の事なのでまさに他人事ではありますが、例えば学校閉鎖になったら寮も閉鎖ですよね?
イギリス人の子だったら実家に帰ることも難しくはないけど、世界のあっちこっちから来てる子達は帰るったって大変だしなんて余計な心配をしましたが、オットから「イートン校に通えるってことはプライベートジェットくらい用意できるレベルの経済力だと思うよ」と言われて納得です。

ここの生徒さん達も母の日ってことでカードを送ったりなんだりしてるんだろうなぁ、と。

イギリスの母の日はなんで日本と違うかっていうと、イースターと関連してるかららしいです。
受難節の第4週目の日曜で復活祭のきっかり3週前ということになってるそうで、由来としてはホントなら「Mothering Sunday」と言って、日本的にわかりやすく説明すると丁稚奉公に出てた子供達が薮入りで家(母の元)に帰れるって日だったのが転じて「Mother's Day」になったそうです。
諸事情で帰れない子は教会に集ってたらしいです。

www.msn.com

日本の母の日はアメリカから輸入したもので、アメリカでは南北戦争由来なので成り立ちも意味もイギリスのものとは異なる感じですね。

イギリスに越してきてからは、毎年イギリスの母の日に「やばっ!」と身構えて、そういえば日本では5月だったと安心しつつ、いつ頃お花の配送を依頼するかカレンダーとにらめっこするのが恒例となってます。
義実家にカードを送らないのかって?
あちらはカードじゃなくて電話一本が恒例なので当日までつい忘れちゃってるんですよねぇ…

↓あれも違えばこれも違う↓