英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

トイレのトラブル、約3000円でした。

いやいやいや。ねぇ?
平和に過ごしてたはずなんですよ?選挙日。
上の子が「レモンケーキを焼く!」と宣言したのが前日の夜で、朝は一緒に材料が何かを確認してリストを作って一緒に買い物に行って、お昼を食べた後で下の子も一緒になって狭いキッチンで母娘三人、わーきゃー言いながらもそれなりに形にして、夕飯後のデザートにしようねってことで私は洗い物、子供らは庭に放牧ってことで穏やかな午後だったんです。

で、夕飯の支度が終了しかけた頃ですよ。
子供がトイレットペーパーを詰まらせちゃいまして…我が家に1つしかない貴重なトイレをっ…!!

とは言え、まだその時点では私の心には余裕がありました。
クリーニング屋さんでシャツについてきたワイヤーハンガーをネジネジしてペーパーを攪拌する作戦に出たのですが、5分くらいやっても詰まりは直らず。
ここはひとつ泡のチカラを借りて押し込んでみる作戦にしようと、お掃除用の重曹(Soda Crystals)とクエン酸(Citric Acid)をトイレに投入してみるも、アワアワにはなりましたがペーパーの方はびくともせず…
さらに熱湯を注いでみるも泡が増すだけでどうにもなりませんでした。

ふと時計を見ると7時15分。
もう迷ってる暇はないッ…!
オットに先に子供たちと夕飯を食べているよう指示を出し、返す刀で車に乗り込み、駆けつけた先は8時まで営業しているホームセンター、B&Qです。
我が家には排水溝用の小さなラバーカップ(Plunger)しかなかったので、トイレ用の大きなものと、念の為配管掃除用のコイルも買って、それのお値段が£20弱でした。

帰ってからすぐさま作業に取り掛かろうと思ったら、オットがなぜかぷりぷり怒りながら私の手からラバーカップとコイルをもぎ取り、勇み足でトイレに乗り込んで「ヒィぇぃ…」とか「うひょぉあ!」なんて変な声を出しつつ配管工さんになってくれました。
…そんなにやりたいならやってくれたまえ…私は本音ではやりたくないもん……

オットの捨て身の作業のおかげで、無事にトイレも復活することができました。
頼んでないけどやってくれたので褒め倒しておきました。今後のためにも。

しっかし、思い返してみれば数年ぶりの「ひとりでの夜のおでかけ」がこんな色気のないものだってのはちょっと悲しいかも。
ロンドンでショッピングとか友達と飲みに行くとかじゃなくて、1日の作業を終えて埃まみれになってるイカついビルダーのおっちゃんたちに混ざってホームセンターでお買い物ですからね…
そんな時間まで頑張って働いてるおっちゃん達に恨みは微塵もないけど、やっぱり華も欲しいのよ。

↓進化していわゆる「かっぽん」じゃなくなってますね↓

 

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おうちにあると何かと便利なソーダクリスタルさんです。