友人と電話で話をした際にフィッシング詐欺の話題になり、教えてもらった怖い事実。
「XX銀行です。あなたの口座についてご連絡があります」なんて自分の取引銀行から電話がかかってきたとするじゃないですか。
何事?と思った矢先に「ご本人確認をいたしますので、ネットバンキングのアクセスコードと暗証番号をお願いします」と、セキュリティのための質問をしてくるそうです。
で、冷静ならばここで「あれ?なんで電話なのに”ネットバンキング”の詳細を聞いてくるんだ?」と思うわけですよ。
電話の場合は「テレフォンバンキング」のセキュリティコード、しかも基本的にどこの銀行も全ての詳細を言わなきゃいけないんじゃなくて「8桁の数字のうち1番目、3番目、6番目を教えてください」って形で質問をしてきますし、オペレーターもすべての詳細は見えないけど画面でそれがあってるかどうかの確認だけできる状態なんですね。
なので「それっておかしくない?」と逆に質問をすると、相手は冷静に「着信履歴を確認していただければわかりますが、XX銀行代表電話からご連絡しております。ご不審なようでしたら一度電話を切っていただいてお客様からおかけ直しください。その際は今からお伝えしますレファレンス番号を言っていただければ別のオペレーターでもスムーズにお話しできますので。」なんて言ってくるのでそのようにするとするじゃないですか。
かけなおした先はXX銀行を名乗って電話を受けるので、そこで安心してセキュリティ番号を渡しちゃったらそこが運の尽き。
相手がかけてきた通話をこちらが切っても向こうが回線を繋いだままだと、こちらがその後どこに電話をかけようとも転送されて最初の相手に戻ってくる、などという恐ろしい技術があるらしいです…
それを聞いてすぐオットに「こんなんあるらしいよ!?デジタル怖い!!」と話したら、「世界一のデジタル技術を持ってるのは軍部と犯罪組織だけど、稟議やら予算やらの縛りがない分、犯罪者の方が一歩先を行ってるよね」なんてしたり顔で語られてしまいました…
なんの慰めにもならないコメント、ありがとう😩
つまり、今のところこちらができる防御としては
- 銀行を語るメールやテキストが来たとしても添付リンクは絶対使わない。
- 銀行を語る電話だった場合は詳細については面倒でも支店に出向いて話をする。
- 可能なら最初に電話を受けたものではなく別の携帯を使って電話をかけ直す。
ってことだけみたいで…
デジタル化で便利になったはずなのに、逆に対面でないと信用できない世の中になってきているらしいです。くわばらくわばら。
↓アナログな犯罪映画で現実逃避↓