英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

バウリンガル的な

先日、コロナ探知犬の話をしまして。
テクノロジーを活用すればいいじゃん?なんてお気軽な意見を無責任に言い放ったのですが、頭のいい人たちは当然私ごときが思いつくことにはすでに着手してらっしゃるわけで。
それっぽいのがもうできてるらしいです。

www.bbc.co.uk

こちらは匂いを感知するのではなく、携帯アプリを使って「咳」を分析するそうです。
世界中のコロナ患者さんの咳、8000人分のデータベースから特定の周波数?を検知してコロナかどうかを分析するそうで、精度も90%あるらしいですよ。
すごいですねぇ。

イギリスではまだいつ一般公開になるか未定だそうですが、メキシコではコロナ検査キットの数が限られている遠隔地などで活用されているそうです。
作ったのはエセックス大学のチームなのに、イギリスでは公開未定ってのも面白い話ですが。

で、BBCのニュースサイトで見つけたもうひとつの話題も気になったので書いておきます。

www.bbc.co.uk

こちらの26歳の青年、脳性麻痺ホーキング博士と同じような特別な喋る車椅子を利用していたのですが、発声装置が「アメリカ英語」であることがずっと不満だったところ、ボランティアの人たちが彼らの「声とアクセント」を提供してくれて、3名の声とアクセントをブレンドして彼が自分のアイデンティティであると思える立派なヨークシャー訛りを手に入れたそうです。
素面の時の義妹ちゃんの旦那さんみたいな喋り方でちょっと笑っちゃいました。

それにしてもすっごい嬉しそうなこの写真。
「自分はどこそこ出身」というのは何気にイギリス人って誇りに思ってて、しかも訛りで出身地が特定できる場合は特に気になることなんでしょうね。
私の英語はアメリカって言われたりドイツやオランダって言われたりというまったく定まらないものですし、母国語である日本語だと発音や訛りで特定するのは、特に私は東京だから特徴がなくて困難ですから、喋り方にアイデンティティを見出すという感覚がなんだか新鮮。

テクノロジーの話題2選でした。

↓子供の頃すっごい好きでした。バウリンガルよりこっちに憧れたなぁ。↓