英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

昼間の吸血鬼?

我が家の前の道は通学路になっております。
厳密にいえば「通学路」ってもんは制定されていないんですが、学校と名のつく施設が徒歩圏内に6つもあるもんですから、通勤通学のお子さん方が朝夕ひっきりなしに通過していく感じです。

で、うちの子が通っている低学年用小学校(Infant School)と高学年用の小学校(Junior School)は徒歩や自転車などの「車以外」での通学を推奨しておりまして、スクーター、日本で言うところのキックボードを使って颯爽と通学しているお子さんがたくさんいます。
駐車スペースが近隣にないのと、車を使うほどの距離でもない、できれば子供に体を動かしてもらいたいけど歩くとなると道草食うし、歩幅も狭いから時間がかかる。
けど、キックボードなら交差点で止まるように教えさえすれば子供も自発的に移動してくれるから助かる、なんて思ってるのかどうか知りませんが、割と、というかかなり自由にさせちゃってる印象も拭えないですが。

なんせ以前事故のことも書きましたからね。

yome-2.hatenadiary.org

そんな環境なんですが、夏のこの時期、表の方の窓を開けていると、月に2度くらいは我が家の前でコケて泣いている低学年のお子さんの声が聞こえてきたりするんですよ。
ガッシャーン!って音がしたと思ったら「I'm OK!(大丈夫だよ!)」なんて気丈に振る舞ってる子もいたりしますけど、大多数の子が「ぴえ〜ん!」になってます。
ま、多少の失敗は経験のうちだと思いますけど、車の通りも多いから子供がいる身としてはついつい聞き耳を立ててしまうわけですよ。

今日も、お迎えの時間になったので玄関で靴を履いていたらキックボードの「ガシャーン!」が聞こえて、それを追うかのように盛大な「びえええええええん!」が聞こえてきまして。
もしあれだったらアルコールティッシュと絆創膏くらい用意してあげたほうがいいかしら?なんて思いながら玄関ドアを開けたら、目の前に口から盛大に血を流している少年がいてびっくらこきました…
捕食でもしたのか?ってくらい口の中が血塗れ…
手足はかすり傷すらないので、受け身も取らずに顔面ダイブだった様子。

そして多分盛大に口の中を切っちゃんでしょうね。
歯は全部あるっぽい感じだったんですがなんせすごい流血だったので、一緒にいたお父さんに「あの…よかったら濡れタオルとかありますけど…」と声をかけたら「いや、ありがとう、でも家はすぐそこだから大丈夫です」って断られちゃいました。
ゴリ押しするつもりはないので子供のお迎えに行って戻る道すがら地面を見たら、点々と血痕が我が家の前まで落ちてて、道順が逆だって私は知ってるけど、知らない人が見たら殺人犯かなんかが我が家に逃げ込んだみたいになっててちょっと、というか、かなりイヤ…

っていうか、そんな血痕が落ちるほどのケガだったんだからちゃんと病院行っててくれるといいけど…

↓ほっぺの内側噛んだ時こういうの欲しくなりますよね↓