英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

職質。

オリンピックが東京で開かれていることもあって、東京在住のイギリス人がニュースの中継で現地の雰囲気をお届けするなんて演出を見かけます。
概ね良好なリポートが多くて嬉しいんですが、ひとつ気になるのが「職質」の誤解。
外国人によるYouTubeでの日本リポートでもたびたび見かける話題なんですが、これ、ちゃんと誤解を解いた方がいいんじゃないかと思うの。

「自分が外国人だからってことじゃなくて、道ゆく人に質問をするのもお巡りさんの仕事の一部であって、それが治安維持につながってる」
ってちゃんと説明してたのは私がみた限り10人中2人だけでした…
YouTuberなんてカメラ片手にウロついてるんだから目立つに決まってるでしょうが。
下手したら笑顔で独り言呟きながら歩いてる変なヤツじゃん。
BBCの朝のニュースでは東京在住のアフリカ系イギリス人女性が中継でお話なさってたんですけど「道を歩いててパスポートやIDの提示を求められることもあるけど、私のUKパスポートを見たらすぐに解放される」的な言い方をしてて、それは違うぞ?と。

その言い方だと「人種差別、国籍差別してる国」だと大々的に伝えてるみたいじゃない?
パスポートやID(在留カード)を携帯していることを確認し、さらにしっかり在留資格があることを確認してるから解放されてるんであって、もしその人が不法滞在だったらそこが日本だろうがイギリスだろうが捕まるんですってば。
その点も合わせてしっかり説明してくれないと、この女性の中途半端な説明のせいで「それは彼女が黒人だからだ!でもイギリスっていう先進国のパスポートだから許されたんであって、途上国出身だったら拘束されていたんだろう。なんてひどい!!」と、昨今のご時世では誤解を受けることくらい容易に想像できませんかねぇ?

まあBBCがそこまで日本に気を配ってくれるわけないですけど。
だからこそ憤りを感じつつ、そんな風にしかお巡りさんの職質を捉えられない事情が背景にあるんだろうと思うと、悲しいというか、可哀想というか、なんとも言えない複雑な心境になります。
いっそのこと職質に協力してくれた人にはピーポくんのステッカーかなんかをあげれば、きっと外国人観光客の間で話題になって、むしろ職質にポジティブなイメージを持ってもらえると思うんですけど、予算的に無理ですかね?
私の妄想はともかく、「Yokoso! Japan」を展開してる国土交通省さんと連携して、職質がなんたるものなのかをちゃんと発信しないと誤解されまくりですよ?

↓彼は警察庁じゃなくて警視庁のキャラだったのね…↓

ってことで調べてみたら、各都道府県警察にマスコットがいるようで、新潟はやっぱりお米モチーフだし、愛媛はミカンだし、山口はフグだし、なかなか面白いです。
↓↓↓ソース↓↓↓

警察マスコット図鑑|警察庁Webサイト