英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

アンモナイト

イングランドの南の方の海岸では、運が良ければ化石が見つかります。
近くにいるんだし、ここはひとつ化石を見つけてこようということになりました。
ただ、息子さんと一緒に行ったという元同僚から聞いた話だと、なかなか見つからなくて、そんなこともあろうかと前もってこっそり買っておいた化石をビーチに埋めて息子さんが見つけるように誘導した、なんてこともあったらしく、まさに運次第ってことを子供たちに言い聞かせておきました。
見つからなくてガッカリするかもしれないからね。

f:id:YOME:20211230015917j:plain

辿り着いたのはJurassic Coastとして有名なLyme Regisというビーチです。
夏はきっと海水浴客で大賑わいだろうなぁ、という素敵な入江のビーチ。
ごらんのお天気だったので、冬でもお散歩を楽しんでいる人がたくさんいました。

f:id:YOME:20211230020210j:plain

海岸の遊泳できない方の、石っころだらけの海岸へ行くとこんな感じ。
見渡す限り石くれだらけで、なるほど、これの中から化石を見つけろって言われても…日本人的には”賽の河原”?
大きめな岩を投げつけて割ろうとしてる少年がいたり、金槌とノミで岩をカンカン割ってる”ガチ探し”な人々もたくさんいました。

私らは、まあ、ゆる〜く探そうじゃないかということで、下を気にしながら海岸ぞいを崖のほうに向かってゆっくり歩くこと5分ほど。
下の子は小石を波打ち際に投げる方が楽しかったらしく早々に戦線を離脱し、拾っては投げ、投げては拾い、なんて繰り返してました。

上の子はちょっと色が違ってる石を見つけるたびに「これは化石だ!」とポッケに詰め込んでいくのですが、どれもこれもただの石だよぅ…
ま、そんなもんだよね、などと思い始めた矢先に

f:id:YOME:20211230020722j:plain

おぉ。
あった。
しかしこれは観賞用に持ち帰るにしたって、石のサイズが既に人が運ぶ重さではない。
ってことで諦めつつ、探せばあるという証明を手に入れてワックワクで目を凝らして周りを見渡すと

f:id:YOME:20211230021013j:plain

f:id:YOME:20211230021027j:plain

やだ、ありすぎ。
初めの1個目こそ感動したけど、ここまで見つかっちゃうと感動が薄れるというか…貝塚
どれもこれも持ち帰りインポッシブルな”The・岩”だし…
でも子供たちは写真を撮りまくったことで大満足してくれたので、いつか夏あたりにもう一度来て、今度は1日使って持ち帰れそうなサイズを探そうね、ということで終了いたしました。

f:id:YOME:20211230021257j:plain

夕方の港もなかなかいい雰囲気でしたよ。

↓アンディの英語はわかりやすいです↓