英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

世代間ギャップ

夏休み前、ってことで、下の子のクラスの懇親会というか慰労会というか、みんなでBBQしましょうって集いがありました。
酷暑の過ぎ去った後だったので大人たちはとりあえず胸を撫で下ろしつつ、それぞれが食べ物だったり飲み物だったりを持参して談笑し、子供たちは野っ原を駆け回って楽しく遊んで、私もちょっとはママ友を作ろうと努力してみたりして。

数人のママさんとお話しすることに成功しましたが、それが個人でのおつきあいに発展するような期待はしないほうがよさそうな手応えでした…
まあ、最近は”嫌われなければ成功”くらいのゆるさでやってこうと思ってるのでそれでいいんですけど。

そんな中で、学年の途中から編入してきた香港人のご家族がいまして、同じ極東出身ってのもあって当初からママさんともパパさんとも色々とお話をしていました。
今回もなんだかんだで一緒にあれこれ話してたんですが、中国本土の方に行ったことはあるか?と聞かれたことから、真冬の上海に行ってびっくりするほど寒かったって話をしたら、彼女らは上海には行ったことがないとおっしゃいまして。
まあ、あんだけでっかい国ですから、それも不思議ではないよね、と。

そういえば、私が上海に行った際に、当時の勤め先の社員さんで上海出身の人が「上海人はみーんな英語ができるから、中国語がわからないくてもOKよ!」って言ってたので安心して行ったらホテル以外はどこも英語が通じなくて、結局筆談してやり過ごしたのよって体験談を語ったら、寡黙だけどにこやかな旦那さんが「え?それはGoogle Translateを使えばよかったんじゃない?便利ですよ?」って笑顔で世界最速のピッチャーの169km/hよりも威力のある球を投げつけてきたし。

その当時、そんなドラえもんの未来道具みたいなものはなかったんだぜベイベ…
っていうか、スマホすら普及してなかったんだよぉ?
確かノキアのオレンジの携帯を持ってたような。
wi-fiなんて言葉もなくて、ネットはダイアルアップ接続の時代でしたから。
知ってる?ピーヒョロロロって。

ライスを頼むのに「飯」と書いたものを見せたり、オットが「レンゲが使いづらい」って言うのでスプーンをお願いした時も、中国語はわかんないけどとりあえず「匙」って書いて見せたらちゃんと通じてスプーンを持ってきてくれたのが嬉しかったり。
それはそれで楽しい思い出にはなったんですけど、その素敵な思い出がテクノロジーの進化によって世代間ギャップを思い知らされるネタになってしまいました…

さらに、今すぐスマホなしで筆談だけで中国を旅しろって言われたら、ちゃんと手書きで漢字が出てくる自信がまるでないことにも気がついてしまい、一人でこっそり落ち込む真夜中過ぎ。
読めるけど書けないだろうなぁ…

↓翻訳コンニャク、あるといいよね↓

関係ないシリーズ。爽やかなラベンダー畑でも見て心を落ち着かせてみようかね…