英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

突然、日本語

明日の食パンを買いがてら、ハイストリートにある某店に子供たちと立ち寄りました。
夏休みだから子連れのお客さんも当然いたりして、お互いどうやって時間を潰していくかの戦いを共有する同士、などと勝手に親御さんに対して親近感が湧いたりしてます。

店内をぶらぶらとしつつ商品を物色中、子供があれこれ手に取りたがるので「あんまり触らないの」とか「それは高いからお小遣いじゃ買えないよ」などと日本語で話しかけていました。
お客さんの方はそれで別に私たちにどうこうすることもなくガン無視なのはいつも通りですが、バイトのお兄ちゃんっぽい子がレジの中からチラチラこちらを見てきてました。
”壊すんじゃないぞ”とか”あんまり触るな”とかそんな感じかしら?ごめんなさいね、などと思いつつもうちの子たちの対応をしていたらレジからお兄ちゃんが出てきて、私たちがいるあたりの商品の陳列を直し始めました。

あ、やっぱり「陳列崩すんじゃねーよ」ってことなのかしら?
不安になったので子供たちに早く欲しいものを決めてちょうだいと声をかけたんですが、お兄ちゃんがこっちを意識しつつも違う方向にそれとなくぼそっと「あー、ねっむい。眠いわぁ。きっついなぁ、いやぁ眠い…」と独り言を開始。
きっとアナタは学校で日本語を選択しちゃってるようなタイプですね?
そして日本語丸出しでうろついてるおばちゃんが気になっちゃったのね?

そういうことなら遠慮なく、ってんで「お仕事の前はちゃんと寝ないとダメだよ〜。若者はどんだけ寝ても足りないからね。頑張れ青年〜」とおばちゃんをフルスロットルでかましてみたら多分想定と違う反応だったからなのか、「えっ?あ……はい。」などと微妙に引き気味。
「あらぁ?日本語のお勉強なさってるんですか〜?お上手ですねぇ〜」なんて柔らかい言葉を期待してたのかもしれませんが、相手を間違えちゃったわね。
こっちは年季の入った江戸っ子のおばちゃんっていう種族なのさ。
そもそも着てるものからして油断しまくってるヨレッヨレのTシャツ&ジーンズなわけで、日本人だからってオクサマ的なお優しい対応をする輩ではないというのを、これを機に学んでいただきたい。
人は見た目によるんだぜ。

っていうか、店長さんが横にいて堂々と仕事中に「眠い」と言い放つ彼もすごいけどね。
日本語だからバレないと思ったのかもしれないけど、実はこっそり日本語が理解できる英国人っていたりするから油断大敵です。

↓江戸っ子だけど江戸弁の達人ではないんでこれでお勉強しようかな↓

関係ないシリーズ。懐かしの「ナタデココ入り飲料」を発見。原産国はタイですが商品名が「もぐもぐ」ってのがズルいわぁ。