英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

かわいいとキモいの狭間

また謎の日本語を発見してしまいました。
それは何かと言いますと、ネットで見かけた「ヌン活」。
ぬん?
なんじゃそりゃ?
早速「ヌン活ってなに?」とGoogle先生に聞いてみたら「アフタヌーンティーを楽しむ活動」だそうで…
何でもかんでも略した上に「◯◯活」ってするこの風潮は一体どこからきたんでしょうかね。
”ヌン”の響きがなんかダッセェ、の一言に尽きますが、やってる人たちは優雅な時間を楽しんでらっしゃるんでしょうねぇ。
ダサめな方が可愛さを強調できるとかいう高度な技術なのかしら…?

それにちょっとだけ関連して、日本のスタバで新発売されたクリームパイが「王蟲っぽい」とか「ジャンボタニシの卵」って話題になってるという記事も見つけました。
写真も見ましたが、言われてみればそう見える、って感じで。
でも正直なところ「あー、開発者さんは西洋の感覚だったのね」とは思いましたが、そこまで気持ち悪いってほどでもなく。
あんな感じの見た目のお菓子って、スタバ本社のあるアメリカもさることながら、そこから強い影響を受けているイギリスでもちらほら見かけるものなので、悪い意味で慣れっこになってしまってるっぽいです、私。

例えば。
この写真は、上の子がはじめてのおつかいで買ってきた下の子用の学習雑誌にあった1ページなんですが、ほれ、この右上のドーナツを見てくだされ。
ピンクのコーティングにピンクのツブツブが、いい感じ爛れてるっぽさを醸し出してるでしょぉ?
なんなら「酷いレベルの口内炎」と例えてみることも可能。
しかし、こういったものが「かわいい」なんだと認識して育ってきている人たちに、スタバのあの新作スイーツは”映え”こそすれ、キモいものではないわけですよ。
きっとアレを開発した人も、承認した人も、こんな感じのものを見て育ってたから商品の見た目は「ピンクがアクセントになっててかわいい!」だったんじゃないかなぁ、と、勝手に想像してみます。

これは果たして「文化の違い」なのか「世代の違い」なのか、どっちなんでしょうかね?
日本の子育ての実情は物理的に離れてるからどんなもんなのかがわからないので、ネット情報だけだとどうしても偏りがちになっちゃうし、今回は「キモい」という意見が取り沙汰されてますが、実は「かわいい!」という意見もまた同じくらいあるのかもしれないし…
あ、ってことはですよ?
私が「ヌン」はダサいと思ってても、それをかわいいと認識してる人もいるわけだ。
あらやだ、難しいわぁ。

↓正体はこれとかラズベリーとかでしょうけど↓

↓日本で歴史のあるアフタヌーンティー