英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

言葉は生き物

とある昼下がり、私は車で隣町まで食材の買い出しにでかけておりました。
運転中はいつもBBCのRadio Twoをかけて聞くともなしに聞いておりますが、この日はいつものパーソナリティーさんが夏休みなのか、別の人が代打で内容は同じでも様子が違っててなんとなく耳から滑り落ちてく感じ。
なのでいつもよりも”聞き流し”の流しの部分が多くて”ただの音”になってたのですが、ふと耳に入ったのが「スペルミスでやらかしちゃったエピソードを募集してます〜」の一言。

ああ…私もいっぱいやらかしてきてるからなぁ…でもノンネイティブの私の話だと「ガチの間違い」ってことであんまり面白くはないだろうな。
エピソードで強いのって言ったら、面接の時に「英文は書けるか?」と質問されて「スペル・チェッカーがないと自信がない」って答えてまんまと入社して、その後じつは作文能力そのものが壊滅的だったのがバレたけど、書けるとも答えてないからウソはついてないぜってアレくらいだなぁ。
その話はこちらから>>> 

生涯学習!(自己暗示的な意味で) - 英国。色々あるけど住んでます。

なんて考えていたら、ラジオの方はリスナーからの電話待ちの間に作家さんだか学者さんと対談してて「英語そのものが多文化を吸収して変化」とか「スペルと発音が合致しない問題」とかを語ってて、英語を勉強するノンネイティブだけじゃなくて、現代を生きてるイギリス人すら同じことを考えてイラついてるという事実を発見しました。
スクールって音だけ聞いたらスペルは”Skool”だと思うわよね〜、変よね〜、みたいな。

すると、DJさんが「スペルじゃないんだけど、Hってのを”エイチ”じゃなくて”ヘイチ”って発音する風潮が耳につく」ってコメントしてて、それに対してゲストさんが「それは実は300年前には”ヘイチ”って発音するように教えられていたのが回帰してきたんですよ」と答えてて目からウロコでした。
最近また流行ってるヘソだしルックが気になってたしゃーくちゃんですが、ファッションだけじゃなくて言葉も巡るんですねぇ。

そのほかにもゲストさんが発掘した”感情を表す単語”の話をしてて、全然聞いたこともないような単語をいくつか紹介してくれてましたが、日本でも若者は「ヤバい」とか「ウケる」とかを拡大解釈して済ませちゃうことが多い昨今で、実は日本だけじゃなくて、イギリスや、ひいてはどの国でも同じことなんだなぁ、と改めて確認した次第です。
意外なところで意外なお勉強ができちゃいました。

↓家に帰って調べたらゲストさんはこの本の著者さんでした。買って読もうかな。↓

関係ないシリーズ。ある日のランチ。Yプディングにカレーを詰めてみた。見た目はアレですが味は保証しますよ。見た目はアレですが…(大事なので2回言う)