英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

ど直球

年末からこっち、各所でストライキが盛んに行われているイギリス。
鉄道、郵便あたりからはじまり、看護師、救急救命士理学療法士までストに突入して尚且つなんの解決にも至っておらず、騒ぎが収まるどころか、ついに教師の組合もストライキを敢行することになりました。

さてどうなるかねぇ、と思っていたら、うっすら予想していたのですが上の子の学校はスト回避、下の子の学校はスト決行というお知らせが金曜のお昼頃に届きました。
コロナの初期の頃もそうだったもんなぁ…
ま、私がどうこうできることじゃないからその日は下の子とケーキでも焼いて過ごすかね、と早々に受け入れてお迎えの時間になったので校庭で下の子が出てくるのを待ってました。

すると、いつも私を見かけると話しかけてくれるインド人ママさんが「校長先生からのメール見た〜?なんかすっかりトレンドになってるわよねぇ」と、のほほんとコメントをしてきました。
なので「あっちこっちでやってるからあんまり新鮮味がないよね〜」などと私もおちゃらけて答えたら「日本でストってあるの?」と聞いてきました。
私が知る限りイギリスほど盛り上がってるストってのは近年の日本では聞かないのでそのまんま答えたら、ものすごくまっすぐな瞳で

「なんで?」

と、とてもシンプルだけどとても深い質問をされてしまいまして…
いや、なんでなんだろう…ねぇ?

日本でもこちらでも「組合」ってやつに所属したことがないのでよくわかんないんですけど、日本の組合の役割って給与交渉っていうよりは福利厚生とか労働環境の方について話し合ってるイメージなんですけど、どうなんでしょうかね?
日本のストっていうと、歯医者さんの待合室に置いてあったサザエさんの漫画で国鉄ストネタくらいしか読んだことなくて、日本のどっかで実際に起こってるとかいうニュース的な記憶は皆無。
ってことは、昭和の後期にはもう日本のストは絶滅してたってことなんでしょうか。
学生闘争とかしてた世代の人たちがちょうど働き盛りだったはずなのに、ある日突然キバやら爪がポロッと抜け落ちて戦うことを辞めちゃったんですかね?
でも年齢的にぼちぼち管理職になってる頃だから、昔取った杵柄ってことでガッツリ下を押さえ込んでたのか?

瞬時にそんな妄想を繰り広げてしまいましたが、インド人ママさんにはとりあえず「わかんないけど上司の悪口では間違いなく盛り上がってるから不満のある人は多いんじゃな〜い?」とはぐらかしておきました。

でもホントなんでなんだろう〜?

↓”オーモーレツ”ってどう英語に訳してるんだろう…そもそも日本の若い人も意味わかんないだろうし…↓

関係ないシリーズ。人生初でベーグルを焼いてみたら膨らみすぎて太鼓腹になっちまったよ。全粒粉30%配合。