英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

食育。

ずっと雨で寒くて鬱々としていたのですが、ようやく観念したと見えて、昨日から晴れ間が広がり気温も二桁になりました。
洗濯物も外に干せるのでありがたい。
でも明日からまた雨の予報なんですけどね…夏はまだもうちょっと先みたい。

これからしばらく、ほぼ毎週末子供たちがお友達のお誕生日会にご招待いただいてて、それについてのWhatsAppでのやりとりが頻繁に行われておりまして。
それ以外にも宿題のグチとか校外学習の準備の話とかで盛り上がってて、めんどくさいので通知は切ってありまして、手の空いた時にざっと流れだけ読んでおります。

そんな状態の今朝、朝の家事がひと段落したのでWhatsAppを開いてみたら、とあるパパさんからのメッセージで「あのエアフライヤーのメールはなんだろうね?”可能性を開け”って馬鹿にしてんのかね?」とありました。
それに続いて「無料のエアフライヤーのために仕事を休む気にはならないわぁ」と某ママさんが返信。
「フライドポテトは野菜だからwww」
「ケチャップも野菜だし!」
などと、ボケ合戦が始まってました。

なんのことかと思ってメールを開いてみたら、政府の資金が投入された「エアフライヤー活用講座」が来月わが町の公民館で行われるというお知らせが学校から来てました。
参加者には抽選で10名様に新品のエアフライヤーが当たるんだって…
”可能性を開け(Unlock your potential)”ってのはその講座のスローガン的な煽り文句で、チラシの下の方にひっそりと書かれてました。

マジっすか…
政府の資金で何やってんだよ。

そっとため息をついて画面を閉じようとしたら、さらに小さい文字で「エアフライヤー獲得の条件」が書かれてまして、読んでみたら

”当カウンシルの住人で19歳以上、数学のGCSEがDレベル以下の方、もしくは生活保護受給者に限ります”

とかなり限定された人たちが対象となっておりました。
私はガッツリ対象外でしたわ。
いや、最初から行く気はないけどさ…

エアフライヤーなんかなくても、薄切り肉さえあればフライパンだけで野菜とお肉が一気に食べられてお腹いっぱいになれるんだけど、これを機に啓蒙活動してみようかしら?と思いつつ、私がママさんたちにそれを言ったところで社会は変わらないよね。
微妙に税金の無駄遣い、でもそうとも言い切れないかもしれないのがイギリスの闇の深いところでもあったりして。

↓これだけで可能性は無限大www↓