英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

しょーもない

何気なく見ていたダイエット動画。
中国の人が作ったTikTokを編集したものだと思われますが、女性の後ろ姿で背中や上半身のエクササイズを紹介していたものでキャプションが漢字だけ。
その中のひとつが「痩副乳」と書いてあってひとりで笑い転げる昼下がり。

日本語的には”脇のハミ肉痩せ”ってことなんでしょうかね。
とてもわかりやすい。

で、天気は悪いけど冷蔵庫の中身が心許ないので重い腰を上げて買い物に出かけました。
隣町のTescoまで行って店内をぐるっとひと回りし、必要なものをカートに放り込んでお会計に。
最近は有人レジが3つくらいしか開いてなくて、あとは多めに設置されたセルフレジに行きやがれってスタイルが主流でして、有人の方はカートに山盛りいっぱいの人たちで結構長い列ができてまして。
セルフも並んではいるけど比較的早く列が進むので私はそちらの方へ。

私が列に着いた時には前に6人くらい並んでました。
大人しく自分の番を待ってたら、私の二人前にいる女性が「ほら、あっちが空いたわよ!」と先頭の人に声をかけてます。
店員さんが一応レジコーナーに立って誘導してるんだからその人に任せればいいのに、たまにいるんですよね、仕切り屋さんが。

なんとなく観察してたら、その女性、自分の前に並んでる人のお尻をカートでぐりぐり押してて、とにかく前へ前へと気が急いている様子。
押されてる人も振り返ってうんざり顔。

押されてる人の番になった時おもむろに振り返って「あなた私のことカートで押しまくるくらい急いでるんでしょ?先に会計しなさいよ」とイラついた声で嫌味ったらしくおっしゃいまして。
それに対して「あら、順番は守らないとダメだからいいのよぉ」などと悪びれもせずにマダム風を吹かせるおばちゃん。
それで引っ込みがつかなかったのか「他人のこと押すくらい急いでるんだからそんなの関係ないんじゃない?」と応酬。
それを止めもせずに遠くから静観してる店員さん。

これは余計に時間がかかってめんどくせーぞ?と思っていたら、私の前で小さいお子さんを連れて並んでたママさんがしれっと「じゃ、お先に」と前に出ました。
それに対して何も言えないケンカ中の二人もようやくおとなしくなって、空いたレジに順番に向かってました。

漁夫の利というか、しょーもないもんを目撃しただけって話ですみません。
仕切り屋おばちゃんが最初から大人しくしててくれればよかっただけなんだけどね。
”イギリス人は整然と列に並ぶ”って信憑性のない都市伝説というかステレオタイプな国民性を、これまた根拠のないプライドを持って語ってる人に見せてあげたかったわ。

↓最近は”Who cares?”精神なイギリス。↓

オットとニュース

オットがいきなり首を振りながら自分のスマホを手渡してきまして、メール画面が開いてたので読んでみたら義父からで「知人が肝臓がんになってアマゾンのギフト券を贈りたいんだけどクレジットカードがなんでか使えないから悪いけど買ってくれ。料金はすぐ振り込むから。」って書いてありました。
オットからは「なにこれ、ひょっとしてメール乗っ取られてんじゃない?」と返信したら「そんなことはないけどこの後すぐ出る予定だから早く送ってくれ」とすぐさま返信。

胡散臭いことこの上ないので、そのまま「Oh…Very fishy…」と感想を述べたら「そう。だからすぐ父さんに電話したら”このメールはここ数年使ってないやつだ”って言ってたよ。騙された人がいないといいけど。」だって。
皆様も使ってない捨てアカとかあったら確認したほうがいいかも。
濡れ衣とかひたすらめんどくさいですからね。

その会話の後しばらくしてから、今度はニヤニヤしながらスマホでニュースを読んでたオットが「これ読んでみ」とまた手渡してきて、何かと思ったらコレ。

www.bbc.co.uk

ルートンのサッカーチームであるハッターズがなんで日本で今人気が出ているのか、というBBCの記事でした。
いや、マジでなんでルートンなんて場所が日本で人気になるのさ?
考えられるのは、多分誰か日本人選手が入団したってことくらいじゃない?と記事を読まずに答えたら「Exactly!(正解!)」と、妙にドヤ顔だし。

本気のサポーターさんたちが日本から応援に行ってがっかりすること間違いなしの街だから、私のブログがその方々に届くとは思わないけど、一応お知らせしておきます。
Lutonってのはですね、イギリス国内のいろんな媒体でやってる”住みたくない街ランキング”でほぼ必ず名前が出てくる場所でして。
「イギリス料理はマズイ」って経験をする確率が格段に上がるので、電車でロンドン中心部まですぐですからそっちに移動して、なんならヨーロッパまで行ける空港がある街なので、食事についてはそっちに期待してください、と。
サッカーについては詳しくないので、そこはもうぜひ全力で応援して楽しんでいただければ。
ただ、夜の街の治安はけっして良くはないからね?
気をつけてね…

ケバブはきっと美味しいだろうけどイギリス料理ではないから↓

売り手市場

先日、朝起きたらなんかやたらと肩とか腰に鈍痛が。
なんか変な格好で寝ちゃってたのかしら?嫌だわ、歳なのね。
などと重い体にムチ打ってお弁当の支度やら洗濯やらで慌ただしい朝を過ごし、子供たちを見送って一息ついているときに原因に思い当たりました。

その前日、知人宅でお茶をいただいたんですが、そのお宅には10ヶ月の赤ちゃんがいるんです。
2時間ほどの滞在で、トータル30分くらい赤ちゃんを抱っこしてあやしたり遊んだりしてた、その筋肉痛ですよ。ゼッタイに。
うちの子供たちはもうデカすぎてハグはするけど抱っこなんてしてない(できない)から、調子に乗って赤ちゃんと戯れていたせいで普段使わない筋肉が根を上げたんでしょうね…

赤ちゃん、恐るべし。
っていうか、普段から抱っこして鍛えられてるお母さんもすごいよね。

お茶に誘われた理由ってのが、これまた最近ママさんたちに送迎の際に頻繁に声をかけてもらえる理由とかぶるんですけど、お隣さんが売りに出されてるのが原因でして。
家の前に不動産屋の”売り家”看板が立ってるので「しゃーくちゃん、家売って引っ越すの?」って度々聞かれるんですねぇ。
そのたびに「うちじゃなくてお隣さんだよ」と答えてそこからちょっと会話になるんですが、そんなことでも声をかけてもらえるだけで嬉しいもんです。

看板が立ったのが2週間ちょっと前で、今日までに週末が2回きててその度に内見の人たちがゾロゾロ訪れてました。
うちと玄関が隣り合ってるので、家の前で固まってあれこれ相談してる姿が窓から見えてたんですが、なんせ庭のフェンスがまだ外れたままで見た目が悪いから影響出てないといいなぁ、なんてぼんやり考えつつ「ま、イギリス人にならってThat's not my problem(知ったこっちゃねぇ)精神だよね⭐️」なんてオットと笑ったりして。

そのオットが昨日仕事部屋である寝室からドタドタ駆け降りてきて「外の看板!たった今”Sold”に変えられた!!」と報告してくれました。
本来の査定より高値で売りに出されてたから「強気だね〜、でもこの値段だとなかなか売れないんじゃないかねぇ?」なんて言ってたのに2週間でオファーが来てるって、イギリスの不動産事情の異常さが伺えます…

まあ、ローンがおりなくて元の木阿弥なんてこともザラにあるので、引き続き生ぬるく見守っていこうと思います。
ワクワクしてるママさんたちも待ち構えてるし…

↓会社へのお土産で大人気だった商品↓

牧場。

長いようであっという間の1週間。
あんまりお天気も良くなくて、あてにしていた外あそびもできなくて困ってしまいましたが、思ってたよりも子供達がなんか成長したのかわかんないですが、自分で本を読んだり自室で絵を描いたりしてくれてだいぶ助かりました。

特に報告するようなことも起きないまま終わるのかと思ってたんですが、買い物の後でドライブがてらちょっと遠回りしてみたら、何度か見かけたけど入らずじまいだったファームショップを思い出し、寄ってみることにしました。

すっごい狭い店内で売られているのは新鮮なお肉とタマゴとちょっとした野菜。
ホントに個人経営ファームのショップでしたが、買い物をすでに終えていたので今更お肉を追加して買う気にもならずお買い物はせずにお店の裏に回ってみました。

羊さんたちが集められてて、下の子が大喜びですよ。
嵐の前だから集められてるのか、この子達はこれから出産を待ってるお母さんなのか、その辺はわかんないですが、なんか町内会のお祭りのような状態でした。

その隣の小屋には黒いニワトリが!
下の子が怯えて「これは病気なの?ホントにニワトリなの??」と聞いてきましたが、私も黒いニワトリなんて初めて見たので家に帰ってから調べてみたら「烏骨鶏またはシルキー」と出てきました。
烏骨鶏って羽は白いもんだと思ってたんですがこんなに黒いんですね。
雌鳥さんたちなんて緑がかった黒がキレイでニワトリっぽくないし。
勉強になりました。

あ、今気がついたけど、お店で売られてたのはこの烏骨鶏のタマゴってことかしら?
烏骨鶏のタマゴは食べたことないから今度試してみようかな。

それはともかく、鶏小屋の隣にあったものを子供たちに見せないように立ち去ろうと思ったのですが、上の子にあっさり見つかってしまいまして…

モルモットさん、£15(3000円弱)で販売中…お安いね…
「お小遣いで買える値段…どうしようかなぁ…」とか悩んでるし!
おもちゃじゃないからご飯代もかかるし、病気になったら獣医さんにも代金がかかるし、あなたのお小遣いじゃ賄いきれませんと必死に説得しました。
下の子は勝手にそれぞれ名前をつけてるし。
やめてください…

ま、このハーフタームが終わったら次はイースターで、春ももうすぐそこですよ。
日本の友人はお子さんが間もなく卒業式で、PTA会長として祝辞を準備しないといけないと嘆いてました。
春ですねぇ。

↓卒業祝いに贈ろうかしら↓

50歳の誕生日

夕飯時に上の子が、Aちゃんは明日からポルトガル、Bちゃんは今夜の便でニューヨーク、などと恨みがましく皆さんの楽しげな家族旅行の計画を教えてくれました。
もちろん「で、うちはこのハーフターム中に何をするの?」という質問も忘れずに。
何も予定はない!とぶったぎってブーイングをいただきましたよ。ええ。

その流れで「そういえばCちゃんがひょっとしたら夏休みに家族で日本に行くかもって言ってたよ」と報告されました。
大体においてイギリス人が言う「もしかしたら」とか「行こうと思ってる」ってのは最終的には行かずに終わるパターンがほとんどなんですが、たまにホントに行って、しかも出羽三山で修験者体験とか、なんでそうなるのか過程が理解できないことをしてくる人もいるから面白いんですけどね。

上の子には「へーそうなんだ。でもなんで日本に行こうと思ったのかね。」と返事をしてみたら「なんかお父さんの50歳の誕生日で計画してるんだって」と、これまたよく聞くパターンが返ってきました。

50歳の誕生日で冒険的な旅行。

別の人の話ですが、下の子のクラスメイトのお父さんは結構熱心なジブリファンらしく、ちょっと前にロンドンのバービカンセンターで上演されたトトロの舞台を見に行って感動して泣いたとか言ってたらしいんですが、その方も50歳の誕生日プレゼントとして日本に行ってジブリ三昧をするつもりだそうで。
あと7年頑張って貯金する!って鼻息を荒くしてたらしいです。
全部伝聞調なのは、なぜかそういう話はオットが仕入れてくるからです。
日本人である私には直接言わないのはどうしてなのかしら。
今まで子供の学校関係の誰からもそういう話を直接されたことがないんですよね。

このお父さんはきっと本気で行くだろうと思いますが、こういう人は私なんかより深い知識をお持ちでしょうから、逆に教えてもらうことのほうが多いでしょうし、ひょっとしたらその辺を見透かされてるのかなぁ。
実際相談されたところでお得な宿とか知らないし。
宿泊は実家だから一応食費入れてるけどホテルより全然安いし、出かける先は回転寿司とか百均とかですからね。
ジブリに近い情報は「井の頭公園の動物園が予想以上に楽しい」ってことくらいかな。

でも7年後だとお子さんたちはもうティーンエージャーですから、トトロとか付き合ってくれるのかなぁ?とか余計な心配しちゃったりして。

↓この人も”バス”だからトミカから出てるのか…↓

私にはママ友がいない 21

なんの面白みもない1週間を過ごしてたらハーフタームになっちまいました。
さてオットが働いている日中にどうやって子供たちを大人しくさせてくれよう、と思いつつ下の子のお迎えに向かいまして、教室のドアの前でボケーッとしていたら、香港人ママさんが声をかけてくれました。
最近引っ越してこられた方ね。

教室内に子供達の姿が見えないから「今日のお迎えってここでいいのかしら?」と聞いてこられまして、休み前だから映画見ててみんな床に座ってるから見えないだけだと答えたら「ああ、そういえばそんなお知らせが来てたわね」と安心なさって、「そういえばあなたは日本人なんでしたっけ?ってことは日本語を話すのよね?”コンニチハ”であってるかしら?」と確認してきました。

そうですよー、日本人ですー。
でもね、若い頃ちょっとだけ広東語を勉強しようと思ったこともあったんだけど、発音が難しすぎてあっさり挫折しましたー。

などと軽口を叩いたら、ものっすごい眉間に皺を寄せて「え?広東語?北京語じゃなくて?なんで広東語?」と、どストレートな質問。
まあ、そうだよね。

その昔ね、日本で香港映画が流行った時期があったんですよ。
私も御多分に洩れず流行に乗っかって映画を見て、金城武さんに惚れたりしてたんです。
その勢いで香港のラップユニットのSofthardって人たちにハマって、まあ、その流れで広東語がかっこいいと思ったもんで。

と答えたら、「やだッ!Softhardだって!!!モロに私の世代じゃない!」と爆笑されました。
よもやそこで爆笑されるとは思いませんでしたが「誰それ?」にならずにちゃんと通じたのがちょっとだけ嬉しかったりして。
まあ、どちらかといえば電気グルーヴ的な、実力はあるけどややコミカルな人たちだから笑うところではあるのかも。
この勢いで仲良しさんになれるか?と思ったところで教室のドアが開いてママさんのお子さんが出てきたので話が終わっちゃいました。ちえっ。
連休明けにまたお会いした際に、もうちょっと心の距離が縮まってたら大成功なのかな。

自分でも久々にSofthardのこと思い出して懐かしさでググってみたら、なんか活動再開してるっぽいですね。
きっとほとんどの人が知らない名前を出しちゃいましたが、気になる方はぜひ検索してみてください。
(非公式っぽいからリンクはつけないでおくけど)動画とかも上がってたよ。

↓ぼちぼち”コレ”の準備もしないとだな↓

気になる

お隣さんが…
また売りに出ました…

お昼を食べ終わったオットが仕事をしに2階に戻ったと思ったら、ドタバタと階段を降りてきて「外!また売り出しの看板が出た!」と報告してくれました。
賃貸で2年ごとにテナントが入れ替わるってことならまだ理解できますが、たった2年でまた新しい物件を買う頭金をどうやって貯金してるんだろう?
しかも現在はローンの金利がアホのように高くなってるから無謀にも程があるというか。

そんなことをポロッと言ったら、オットがしたり顔で「うちの隣に来る人たちはみんな若いカップルばっかりでしょ?絶対両親からの援助で買ってて、だからすぐ次に行けるんだよ」などと言ってました。
まあ、きっとそうなんだろうけどさ。
こうも短期間にご近所さんが入れ替わるって、なんかウチが迷惑かけてて逃げ出してるのか?などと、なんの根拠もなく被害妄想。

そして話は飛びますが、上の子が夕飯を食べながらその日のランチタイムにあった出来事を話してくれまして。
その内容ってのが、Mちゃんが自分の体型を非常に気にしてて、お昼ご飯として水筒に氷だけ入れてきてそれをガリガリ食べてて、担任の先生がそれじゃダメって話をして自分のお弁当をあげようとしたらさめざめと泣きつつも頑なに拒否して、なんかお昼が楽しくなかった、だそうで。

もうぼちぼちそんなお年頃なのはわかるんだけどさ。
度がすぎると拒食症になっちゃうよ…?
親御さんもそんな極端なダイエットに協力してちゃまずいでしょうと思いつつ、子供の手前そこは流石に口に出せませんでしたが、せっかく保温の水筒があるなら、せめてバランスの取れた具が入ったスープとかにしないと氷だけだとガリガリにはなれるだろうけどそれと同時にお肌がガサガサ&ぶつぶつで髪もしなしなのパッサパサになっちゃうよ、とちょっとだけ我が子への牽制の意味も込めて言ってみました。
「それは先生も言ってた」だそうですので、私がとやかく言う必要もなかったみたい。

で、まだ見てないんですが、Netflixで”We are what we eat”っていう双子がそれぞれ別々のメニューを食べてどう変化するかを経過観察するって番組があるらしく、そういった内容のものは課金しないと見られない媒体ではなく、BBCあたりが買い取ってイギリス国民に広く見せるようにした方がいいんじゃないかなぁ、と思ったりして。

↓オトメゴコロをくすぐるように…↓