我が家と新しいお隣さんの家の庭の間には板塀があります。
お隣さんはウッドデッキを敷いているので、基礎のために少し地面が掘り下げられていて、板塀が少し地面から浮いているような格好です。
なので、場所によっては隙間があって、さっきそこからネズミが顔を覗かせているのを発見してしまいました…
かわいいネズミさんではなくばっちりドブネズミだったので、有無を言わせずタイルやら小石で穴を塞いでおきました。
どこか別の場所に逃げ道があるのか分かりませんが、なければ残りの時間をウッドデッキの下でお過ごしになるドブネズミさん。
夏場だったらきっと異臭騒ぎになるでしょうけど、冬だからたぶん大丈夫さ!ハハッ。*1
以前、反対側のお隣さんがネズミ捕りを仕掛けていると言う話を書きましたが、このネズミ捕りでちょっとしたハプニングに遭遇したことがあります。
日曜の朝に庭に出てみると、芝生の真ん中の板塀寄りの場所に前日にはなかった何か茶色っぽい物体が落ちていて、物体の横にはネズミ捕りがあります。
罠にかかったネズミが必死でここまで逃げてきたのか!?どうしよう…と動揺するも、ゴミ箱に入れる以外選択肢はないわけで、恐る恐る近づいてまずはブツの確認をしてみることにしました。
近くで見てみると毛並みがなんだかネズミっぽくありません。
さらによく見てみると、それは道端でよく車にひかれているハリネズミ(Hedgehog)でした。
潰れていない姿を見ることは滅多にないので観察していると、体が少し上下に動いていてまだ呼吸をしていることを確認しました。
ゴミ箱に入れるどころか、動物病院に連れて行かないといけない事態にちょっと途方にくれましたが、まだ罠にかかっている左前足をとりあえず解放してやろうと庭仕事用の厚手の手袋をして罠を外してみました。
するとハリネズミはゆっくりと丸まったのですが、左前足はどうやら骨が折れているようで曲がっちゃいけない方向に向いていました。
バケツに古いシーツを入れてひとまずハリネズミさんを保護し、うちの町の動物病院は日曜日にはしまっているので、ネットでRSPCA(Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals:英国王立動物虐待防止協会)の連絡先を探して電話をしてみました。
隣町に日曜日でもやっている提携の動物病院があるのでそこに連れて行くようにアドバイスをもらい、受付番号を発行してくれたのでそのようにしました。
動物病院では連絡先を聞かれたので住所と電話番号を教え、支払いがあるのか確認をすると「野生動物については協会の方で対応するので大丈夫ですよ」と言われました。
病院で治療を受けた後ボランティアさんがしばらく面倒を見て、大丈夫なようなら野生に返してもらえると言うことで、ハリネズミさんにお別れを告げその場を後にしました。
翌日その動物病院から電話があり、ハリネズミさんは無事にボランティアさんのもとに行ったと教えてもらいました。
しかしボランティアさんからの伝言で「保護された子はまだ子供で、絶対に親が近くにいるはずだから探してね」と言われたのはちょっと困りましたね。
夜行性のしかも絶滅危惧種なハリネズミをそんな簡単に見つけられるか!と思ったものの、ローラさんの如く「オッケー♪」と軽やかに返事をしてそのまま放置してます。
ハリネズミさんはナメクジなんかを召し上がるそうで、うちの庭にいるなら是非そのまま居ついてて欲しいし。
同じ「ネズミ」なのにこの扱いの違い、申し訳ないことです。(ハナホジ)
↓コレを踏むのは躊躇するなぁ↓
*1:穴を塞いでる最中にお隣の庭にもドブネズミがいたのでたぶんヤツは脱出済みです