英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

道っぱたで発見したもの

イギリスの学校、特に小学校は親の送迎が必須です。
もちろん事前に連絡をしておけば祖父母でもチャイルドマインダーでも引き渡してくれますが、とにかく大人が送迎しないとダメです。

保護者が必ず在宅をしているのであれば、10歳くらいからひとりで登下校してもいいらしいですが、同じ学校に10歳の子と8歳の子が通っていた場合、10歳の子はひとりで登下校できますが、8歳の子は保護者と一緒じゃないとダメなので、きょうだいだけで登下校することは不可です。
6歳から子供だけで登下校している日本と比べたら厳重警戒ですよね。

そんなわけで、うちの子供たちは現在お見送りの方は登校時間に差があるので楽々こなせてますが、お迎えの時間が非常に極悪なスケジュールでして、下の子をどうにかこうにか鼓舞しながら上の子の学校まで小走りで向かうという、イギリスでは子供の送迎のことを俗に「School Run」というのですが、文字どおり学校間を走り抜ける日々です。

二人揃っちゃえばあとはチンタラ歩いて帰路に着くのですが、近隣の学校が一斉に帰宅時間になるので、狭い歩道で人とすれ違うのに昨今はソーシャルディスタンスを気にしないといけないのでちょっぴり歩きづらいのと、犬の落とし物がひっそりと隠れてたりするのであっちこっちをキョロキョロ見渡しながらSPのごとく警戒しつつ歩いています。

先日も子供の前方に不審物が落っこちていたので手を引いて気をつけるように促したのですが、よくよく見てみたらネズミさんでした。

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道のはじっこで丸くなって目をつぶってらっしゃいます。
子供と3人でどうしようかねぇ、なんて言っていたら、50代くらいの奥様が覗き込んできて「What's that? Oh, it shouldn't sleep here! Not safe(何かしら?あら、こんなとこで寝てちゃダメでしょ。危ないわ)」などと言いながらネズミさんを掴もうと手を伸ばしたら、ネズミさん、のろのろとではありますが板塀の隙間からよそ様のお宅の庭に逃げていかれました。
「It's getting ready for hibernate(冬眠に入るところなのね)」みたいに笑顔で子供たちに向かって言いながら奥様は立ち去られたのですが、なんの躊躇もせずにネズミに手を伸ばせる奥様にただひたすら圧倒されっぱなしでした。

↓噛まれるかもしれないし…これくらいはしないと私は触れない…↓