英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

一生言われ続けるヤツ

金曜日、上の子の学校では遊びの要素が強めの実習というか体験授業みたいなものがよく行われてます。
先週の金曜日もそんな感じだったんですが、各家庭から材料を持ち寄ってグループを組んでひとつの大きなものを作るといった楽しそうな授業でした。

そうなると、前日の夕方あたりから「子供がXXが必要って言ってるんだけどホント?」「え?そんな話聞いてなかったけど?」みたいな感じでパニックを起こしたお母さんたちのお祭りがWhatsAppで開始されるんですよね。
大体は誰かが「この話知ってる?」と聞いてきて、決まった人が前に学校から送られてきているメールなり子供が持って帰ってきてる手紙の画像をとって添付してきて、数分後に「カバンの内ポケットに入ってた!」なんてひと通り言い訳合戦が続きます。

そのあとは「うちはXXの20個パックを持たせるからみんなで分けられるよ!」とか「小分けがなかったからOOを1ダースもって行かせるわ」とかの情報交換になり、最終的に誰かがオチをつけて終了になる感じです。
オチはいつも「ま、飲まなきゃやってらんないからワイン開けましょ」みたいな感じで定番化してるのですが、今回はちょっと違いました。

一番騒いでたお母さんが「あ、そうそう。言っとこうと思ってて忘れてたわ。うちの娘、A君とお付き合いしてるって知ってる人もいると思うけど、言うに事欠いて”ママもパパも本当の愛ってものを知らないのね…”なんてため息ついてたのよ〜!笑える〜!」というメッセージをぶっ込んできました。
そしたらA君のお母さんも「うちの子は普段家ではしれっとしてるけど、バレンタインにこのカードをもらってドヤ顔してたわっ」なんて言って、もらってきたカードの画像を添付。

他のお母さんがたのリアクションは「あらまぁ、可愛いらしい!」とか、笑い転げてる絵文字とかだったんですが、小学校3年生でもう「お付き合い」とかいう概念が存在することにちょっとびっくり…
今時ってそんなもんなんですかね?

まあデートったって、保護者がいないと一人歩きもできない年齢ですからプレイデートの延長くらいなもんなんでしょうけど、それにしても親がバレンタインのカードまで晒すという行為の方にドン引きです。
ネタとして話をする分には可愛いエピソードですけど、そのカードそのものはBちゃんがA君のために書いたものであって、おばちゃんたちの暇潰しのために晒されるってのはあまりにもかわいそすぎ…
せめて話だけにして、カードの画像はいらなかったんじゃないかしら、と。

うちの子には恋愛の兆候は一切見られませんが、もしも相手の親がこんなことしてきたらかなりイヤですもん。
でも当のBちゃんのお母さんは「ピュアで可愛いわよね〜」みたいな態度だし、私はここでも貝になるしかなく。
そして今回のオチも「A君とBちゃんに乾杯!」で、やっぱり飲みネタでした。

↓ラブレターはこれで暗号化↓