英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

やっぱりNHS 2

「すぐ」という言葉の定義が今回のことでわからなくなってしまったしゃーくちゃんです。
とにかく「急げ」と散々脅されてあっちこっちに奔走してたのに、どこに行ってもひたすら待たされるので体力もですが、気力の方がどんどん削られてしまう出来事でしたよ。

さて。
”すぐに行く”と言って電話をガチャ切りしてきた外科医は結局1時間半ほどの映画が終わっても現れず、看護師さんたちはシフトの交代で別の人に入れ替わり、下の子がわりと限界っぽい感じだったので強めに抗議をしてみました。
携帯の着歴を見せつつ「これ、外科医の先生からの電話で”いつまで待たせるんだ”って私が文句言われたんだけど、逆に私はいつまで待たないといけないんでしょうかね?」と聞いてみたら、なぜか「とりあえずベッドを用意したのでそちらでお待ちください」と待合室の隣の部屋に案内されました。

そういうことじゃねぇンだよ💢と思いつつも、下の子はカーテンで個室っぽくなってる空間で横になれたのがよかったのか、少しだけ落ち着いた顔になってくれたので私もイライラを引っ込めようと努力をしてみました。(表面上だけ)
ちょうどそのタイミングで上の子を連れてオットが来てくれたので、私は一旦離席して家に帰って入院セットをパッキングして慌てて病院に戻ったら、私がいない間に外科医が来ていたらしく、オットに「手術は夜11時、手術中は親御さんは待機室で待っててもらって、手術が終わったら病室に移動して、朝イチの経過がよければ退院」という説明をしてたらしいです。

時間になるまで寝ててもいいし、とにかくゆっくり体を休めてくださいと言われつつも、手術前に物を食べることはできないわけで、そんな下の子の横で私が何かを飲み食いするわけにもいかないので私もひたすら断食です。
オットは上の子のお世話があるので早々に帰宅してもらったし。
とりあえずかき集めてきた下の子お気に入りの本を読んだり、ぬいぐるみで気をひいたりして過ごし、少しでも寝ててもらおうかと思ったのですが不安と痛みでウトウトはしてもしっかり寝ることもなく、10時過ぎにようやく手術室へ移動することになりました。

左腕がパンパンになっちゃってるから制服を脱がすこともできず、結局医療ドラマでよく見るアレみたいにジャキジャキ切って、手渡されたガウンのような手術着に着替えさせたのですが、制服を切られてさめざめと泣く下の子…
いよいよ「なんか怖いことが起こる」というのがわかるんでしょうね…不憫…

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