英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

地元と呼んでいいかしら

町のアジア食材店での出来事です。

店内に下の子のクラスメイトPちゃんとママさんがいて、ちょっとだけお話をしつつ買い物をしたのですが、Pちゃんが「今夜はねぇ、中華料理をいっぱい食べるの!」と教えてくれました。
しかーし!ママさんの持っているカゴにはタイ料理の食材がもりもり…
所詮そんな知識か、とがっかりしつつも「エビチップス(Prawn crackers)がない!」とPちゃんが焦ってたので、お菓子売り場にあったカッパえびせんをお薦めしておきました。
草の根日本食材普及運動です。
やめられないとまらない。

そして私は目的の納豆やら油揚げなんかをカゴに放り込んでたんですけど、前からちょっと気になっていた「トムヤムクン・ペースト」の前でしばし悩んでしまいました。
買うか買わないか、じゃなくて、種類がありすぎてどれがいいのかさっぱりわからなかったの…

するとPちゃんたちの会計を終えて手の空いたオーナーさんが「アナタ、ちょこちょこ買い物に来てくれてるでしょ?何か探してるの?」と声をかけてくれました。
覚えてくれてるのも嬉しいし、雑談体制に入ってくれてるのでこっちも気軽に「トムヤムクンが食べたいんだけど、どの商品がお薦めですか?」と聞いちゃいました。
「これは辛味が強くて、こっちは酸味が強くて、イギリス人にウケてるのはこれかしらね。」なんて教えてくれて、しかも「これね、うちのオリジナル商品なんだけど」とか言いながら冷凍庫から「トムヤムクン・スパイスセット」を取り出してきました。
1回分のスパイスが小袋に入ってて、冷凍のままスープにポンと入れて使えばインスタントでも風味がプラスされてさらに美味しくなる!なんて営業されちゃったら「じゃ、それもください」としか返事できないじゃないかっ。

会計の段になって「今までどこでアジア食材買ってたの?この街はホントに何もないから逆に開店していいのかどうか不安だったけど、思ってた以上にイギリス人ってアジアンフード好きよねぇ。」なんておっしゃるので「いやもう、隣町のあなたのお店を見つけるまではロンドンまで行ってましたよ〜。この店ができてホント助かってるからこれからもよろしくねっ」なんて小さなおべっかを使うワタクシ。
いやまあ、おべっかじゃなくてホントになくなったら困るからさ。

ママ友はいまだにできてないけど、仲良しの個人商店オーナーができるってのも、なんか”地元感”があって嬉しいもんです。はい。

↓これがあるとエスニック料理が簡単に作れてありがたい↓

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今回の戦利品。スパイス小分けって、たくさん買っても使いきれないだろうからありがたいわぁ。