英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

裏のAさんとついに対面

先日、夕飯の片付けも終わって子供達も寝る前のTVの時間だったのでまったりしてて、その隙にゴミを出しに外に出ました。
天気は快晴だし、日没はまだまだ先だけど時間的には夜なので車の通りもほぼゼロ。
爽やかな初夏の夜を感じておりました。

すると、犬と幼児を連れたおじさんがちょっと先の角を曲がってこちらに向かってきました。
万が一車が来てゴミ箱が邪魔になったら危ないと判断して横によけて通過するまで待ってみたのですが、おじさんはものっすごい笑顔で私に向かって進んできます。
まあ、イギリスではたまに赤の他人がそうやって声をかけてくることもあるので特に警戒はしてなかったのですが、おじさんは「こんばんは!しゃーくちゃんでしょ?裏の家のAです!この前は猫のことでお騒がせして申し訳ない!!」と名乗るじゃないですか。

おお…あなたが裏の家のAさんの正体ですか。

もうね。
ロッチの中岡さんとドン小西さんを足して2で割ったような風貌のイギリス人のおじさん。
そんな発想が出ちゃったら、笑うのを堪えるのに精一杯で口からまともな会話を始める単語が出てこなくてちょっぴり挙動不審になっちゃいましたが、オドオドしてたら犬さんが私の足に飛びつき、幼児が手に持っている絵本を笑顔で私に見せつけてきてどうにかそっちに話題を振ることができました。

オレンジのネットを貼ったのはあれがないとこの犬がお宅に飛び込んでっちゃうからなんだよね。アホ犬だからさ。
でも無事にフェンスもつけられたし、猫も今は家にいるし。
で、この子が今さっきお昼寝から起きて元気いっぱいだから消防車の見学に行くところなんだ!
あ、この子は2歳で、犬の方は保護犬だから何歳だかわかんない!あっはっは!

聞いてもいない情報をやたら元気にバンバン出してくるAさん。
ちびっ子が消防車を見たくてAさんを急かすのでここで会話は終了し解放されたのですが、きっとこの人は陰湿な嫌がらせをしてくるというよりは、とりあえず行動してあと先をあんまり考えないタイプなんだということが判明しました。
ってことは、あの落ち葉も「あ、ネットを貼るのに邪魔だから動かそう」くらいの理由なんじゃないかと。

いやまあ、油断させといて実は本気の嫌がらせだったかもしれないですけど、直接話してみたらいつまでも根に持ってるこっちがなんだかアホらしく感じた、そんな邂逅でした。

↓いやでも今思うと彼にも似てたような…↓