英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

失言?名言?

リシがタナボタで首相になって2週間弱。
その間に環境サミットに出るのでないのやっぱり出るのなんて茶番劇もあり、先行きが色々不透明ではありますが、彼が就任した直後ってのは、前任のリズのやらかしを帳消しにしたってことで為替相場がいい感じだったんですよ。
£1が170円くらいになってて、あともうちょっと回復してくれたらいいな〜、でも対ドルはあんまり良くないな〜、なんて思ってたら「インフレ率上昇!」「史上最大の上げ幅!」とか大騒ぎになり、また160円台に落ちちゃいました。

そんなニュースがあっちこっちで流れ、前から言われている通り生活にかかる費用もどんどん値上げされてゆき、毎日小さな節約をコツコツ続けるしかすべがない状況のなか、上の子をつれてスーパーまで買い物に行きました。

お菓子が欲しいとかジュースが欲しいなどの要求をバッサリ切り捨てる作業は、昨今の値上げとは関係なくいつものやりとりですが、今回は「朝食にベーグルが欲しい」という要求だったので、食パンではなくベーグルに変更するということで合意して「じゃああそこの棚にあるから持ってきて」とお願いしました。
上の子はウッキウキで「Best by date(賞味期限)を確認するんだよね?」なんて言いながらベーグルを手にしました。

ベーグルの棚はプレーンだの全粒粉だのの種類別の他にメーカー別に分けられて陳列されてたんですけど、彼女の身長で一番とりやすい高さのメーカーの物を手にしたので「そっちじゃなくて、上の棚の特売の方にしてね」と声をかけたら「なんで?」と聞いてきます。
「いや、前まではベーグルは£1で買えたけど、今どんどん値上がりしてて、特売でも10%あがっちゃってるからさ」と素直に答えました。

「I know, that's called inflation, mummy(知ってる、それインフレっていうんだよママ)」

なんてしたり顔で特売の方を手にして「これなら5日間あるから全部食べられるよ!」などとカゴに入れてくる我が子…
親はなくても子は育つってこういうことなんだろうか、とか思いつつ、表面上は冷静に「そうだねぇ」などと答えタマゴを買うために移動したら、背後で商品の陳列をしていた店員さんが「I love what your doughter said, that's exactly what is happening now(お嬢さんの言うことは素晴らしいわ、今まさにそれが起こってるのよ)」と微笑んできまして。

大変恥ずかしい買い物となってしまいました…
いつも行くお店なのになぁ… _(:3 」∠)

↓…もうこうなったら作るか…?↓

関係ないシリーズ。昨夜はBonfire nightでしたが雨で我が家はどこにも行かず、こちらは数年前の焚き火の風景。焚き火というより暴動…