英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

短パンと短気

W杯で、ブラジル選手の短パンがひとりだけやけに短くて80年代を彷彿させる姿だったので、画面にその選手がいないか試合そっちのけでついつい目で探してしまっていたしゃーくちゃんです。
変態ではないのよ?
後半にはちゃんとした長さに戻ってたので、暑いからたくしあげてたとかそういうのでしょうかね?
オットは「体育の授業に短パン忘れたヤツが”忘れ物箱”から借りてきたみたい」って経験から出てきたであろう感想を漏らしてました。

いや、今日は短パンを語るつもりじゃないんだけどさ。

今日の下の子のお迎えの際、いつものごとくLollipop Ladyが体を張って車を止めてくれていたのですが、やけに交通量が多くてしかも激しくクラクションを鳴らす車が数台ありました。
「12月に入るとみんな運転が荒くなるわよねぇ。いっそのことクリスマスソングを大音量で歌ってやろうかしら!」などとよくわからないことを言ってらっしゃいましたが、そんなことしたら多分もっとアグレッシブになるんじゃない?と返事をしたら大笑いしてくれました。

師走でイラついてる相手に煽るような歌を歌うのは意味不明ですが、12月に入るとみんななんだかせっかちというか余裕がなくなるってのは日本もイギリスも同じですね。
平日真っ昼間のスーパーですらやたらと買い込んでしかもアグレッシブに通路を行き交う人たちが増えますから。
しかも今年の冬は物価が上がってるし、物流がガタガタになってるから欲しいものがすぐに見つからないってんでイラついてるお客さんがたくさんいてやな感じですよ。

今日もおっさんが通路を塞いでるのを避けて通ったら舌打ちされたし、おばちゃんを避けたらため息をつかれたし、こういうのが蓄積するとこっちまでイラつくからやめて欲しいんだよねぇ、と思いつつ、食品保存用のビニール袋を買うべく通路を進み棚の近くまで行ったら、年配カップルさんが私が欲しい商品の前で立ち止まって物色してました。
1分くらい待ってみたのですが棚を隅から隅まで探してて、まだまだ時間がかかりそうだったので、またため息をつかれる覚悟で「Excuse me, please」と一声かけて私が欲しい商品に手を伸ばしました。

案の定、奥さんの方がくるっと私に顔を向けてきて、嫌味でも言われるのかと思ったら「それと同じようなやつでTie handle(結び紐?)がついてる商品ってどこにあるか知らないかしら?」と聞かれました。
実は私も結べるやつを愛用してたのですがここ数ヶ月で見当たらなくなっちゃったのでそのように伝えたら、ものすごく残念そうにしつつ「足を止めさせちゃってごめんなさい、ありがとうね」と丁寧にお礼を言ってくれました。

いや、人として普通のことなんでしょうけど、嫌なことばっかり続いた後に普通にお礼を言われただけで感動してしまうこの現象はなんなんでしょうね。
12月、おそるべし。

↓こんな短パン。ひょっとして…ペレをリスペクトしてたのかも…?↓