英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

NHSの歯医者には気をつけろ!

昨日の歯の話でふつふつと怒りが蘇ってきたので書き殴ります。
コトの発端は、下の子を妊娠中に右下の奥歯がものっすごく痛み出したところです。

歯医者さんは通常NHSでも有料なんですが、妊娠中はMaternity exemption certificateというカードが発行されまして、それを使えば歯医者さんも通常料金が発生する処方箋も無料になります。

で、多少のお金をケチった私は、とりあえず検査はNHSですればタダじゃん!などと安易に考えて地元の歯医者さんに連絡を入れました。
するとそこは割と若い女医さんがやってて、レントンゲンを撮って「軽く削れば大丈夫でしょ。あとは知覚過敏用の歯磨き粉を使えばいいんじゃないかな」とか言いながら奥歯を削っていきました。

1週間もしないうちにまた痛みが出てきたので再訪。
有無を言わさず削りにかかる。
そして3日後くらいに激痛。これはおかしいだろうと文句を言うと「実は裏の私立歯科医と同じ経営なんだけど、そっちで治療できるから行ってみて」と紹介状を渡されました。

念のため料金を確認すると「£170」と言われ、痛い出費だけど背に腹は変えられないと予約を入れて向かうと、受付で「本日の治療ですが、£700で合意されると言うコトでよろしいですね?」なんて言ってくるじゃないですか!
「は?紹介されたときに£170って言われたんですけど?」と反射的に答えると、受付の人が慌てて事務所に駆け込んで何やらこそこそお電話を開始。

2分ほど待たされた所で奥の方から美人さんが登場し「ここのマネージャーです」と名乗り、事務所まで来るように言われました。
ついていくと席を勧められ「表のNHSの担当に確認しようとしたんですが、本日は定休日で出勤しておりませんで、お客様がおっしゃる£170で『特別に』治療いたします。ただし、本来であれば£700ですので、次回以降同じ内容で治療される場合はその旨ご了承ください」なんて念を押されました。

ケンカをしに行ったわけではないのでそれで合意をしたらすぐに治療室に通されました。
そこにはラテン系のイケメン歯科医が輝く白い歯で待機していて、すぐさま問題の部分を見てくれたのですが「あぁ、これは上の親知らずが神経を圧迫してるんですね。この親知らずの抜歯は角度が難しんで£4000ですね」なんて言い放ちました。

え?抜歯でそんなにするわけないじゃん!と、ゴネまくってNHSの口腔外科への紹介状をゲットしました。

続く。

↓下の子が現在お気に入りの歯磨きの本↓