英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

まだ引きずってるらしい

昨日の夜、夕飯を作っている最中にリビングの方から家族の爆笑が聞こえてきました。
いや、主にオットの笑い声でしたが。
ちょっと疎外感を味わいつつも聞き耳を立ててみたら「Why did you searched this word?(なんでこの言葉を検索したの?)」と笑いすぎて息も絶え絶えなオットの声と「Nothing!(なんでもない!)」と照れ隠しで抵抗する上の子の声と、意味もわからず「No daddy!(お父さん!めっ!)」と姉に加勢する下の子。なんだかとっても楽しそう…

子供らが寝た後で詳細を聞いてみたら「She was searching the word "homeless" on Google(ホームレスって単語をググってた)」だそうです…
オットが調べ物をするのにテーブルに置きっぱなしになってた上の子がいつも宿題で使ってるiPadGoogleを開いたら、彼女が検索して開きっぱなしだったページがそれだった、ということらしいです。

怖い情報じゃないでしょうね?と思って私もその検索履歴から出てきた情報のトップページだけとりあえず斜め読みしてみたのですが、近隣地域にあるシェルターの情報と、コロナ禍で客足が激減しているホテルが臨時シェルターとして解放されたみたいなニュース、ボランティア募集のページなど、彼らの救済のための情報ばかりで、いわゆる「子供にはまだ見せたくない残酷な現実」は出てきてなかったようでちょっとほっとしてしまいました。
いつかは常識として知っておいた方がいいけど、今の時点でこれ以上トラウマを植え付けてもいいことないし…

それにしても「わからないことがあったらひとまずググってみる」という行動を、特に教えてもいないのに自主的に行う小学校3年生ってどうなんだ?と嬉しい反面、自分の頃とはまるで違う環境についていくのがやっとな状況ですよ。

まあ、私が3年生の頃にネットなんてなかったもんなぁ。
大人になってからADSLダイアルアップしてガーガーピーヒョロ言わせてたわけで、今時の子供にとってはもう化石ですよ化石。もしくは神話。
3年生の頃なんて、近所の池で友達とおたまじゃくしを捕獲して家に持って帰って叱られたり、河原に放置されてた土管に友達と秘密基地を作ったりしてたくらいで。
そういえばこの土管はすぐにホームレスのおじちゃんに取られちゃったなぁ…ってこの思い出はあえてうちの子には語らないほうがいいですね。間違いなく。

↓近所の顕微鏡持ってる子に借りて色々みてた思い出。と思って検索したらこれもすでにデジタル化してるし…↓

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関係ないシリーズ。下の子の作品。ブレーメンの音楽隊、増員しました。