英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

鉄の女のオヤジギャグ

The Crownの最新シリーズをようやく見始めました。
本物のロイヤルな方々は「ストーリー展開に悪意がある」ということでボイコットなさっているようですが、フィクションとノンフィクションをちゃんと分けて考えれば、ある意味歴史的な出来事をお勉強できるチャンスなのでロイヤルな拒否コメントが出てたとしても私はやっぱりこのドラマ、好きです。

で、例の恋愛話以外の導入部分はIRAが暗躍してたり、「鉄の女」が首相に就任したり、なかなか手に汗握る展開で1話目にしてぐいぐい引き込まれました。
特に、サッチャーさんの就任前のオヤジギャグに感心して、本当にそんなことを言ったのか確認すべくググってみたり。
そしてホントに言ってたみたいです。

We never count our chickens before they are hatched, and we don't count No.10 Downing street before it's Thatched

さて、コイツはなんて訳したらいいんでしょう…意味としては

我々は取らぬ狸の皮算用はいたしません、まして首相官邸が”サッチャー化”する前には。

みたいな感じ?
でも”ハッチ”と”サッチ”をかけるなら、日本語のことわざをそのまま使うよりも「卵が孵化する前にひなを数えるなんてとんでもない。官邸がサッチー化しないことには」ってしたほうがいいんでしょうか?サッチャー化よりもサッチー化の方がそれっぽい?
英語の言葉遊びのギャグを日本語に訳してさらにウケるってのは難しいですね…

そして1話目を見てサッチャーさんのセリフ以外で気になったのが、スペンサー家の窓枠です。
若いダイアナ嬢が窓際に座ってチャールズ王子を眺めているというシーンを外から撮っている絵だったんですが、窓枠のペンキがバリバリのがっさがさで…
スペンサー家って当時そんな困窮してたの?なんて見当違いなコメントをしてみたら、オットは「ああいう大きなお屋敷の維持費ってハンパないからね」なんて知ったふうなことを言ってました。
撮影で使ったおうちがたまたまそうだっただけでしょうけどね…
我が家内部のペンキが今大変なことになってるから、ついつい目がいってしまいました。

↓God save The Queen