英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

よそのおうち

今日も今日とて、Tちゃんから上の子にFaceTime通話がかかってまいりました。

私がガミガミ言うのを見越して、彼女が学童から帰宅する時間までに上の子は宿題を済ませて「やることやったから!」みたいなドヤ顔で電話を取るのが微妙に悔しい…
過去の小言から学習した成果だってのは嬉しいんですけど、なんだろう、この微妙な敗北感。

そんなことを思っていたら、今日は珍しくTちゃんのパパさんが電話の向こうで「宿題は終わったの?掛け算のヤツ明日提出じゃなかったっけ?」などと言ってるのが聞こえました。

T「あとでやるから」

パ「今やりなさい」

T「やだ!あと1ページだからご飯の後でも大丈夫だもん!」

パ「あと1ページなら終わらせてから遊べばいいじゃないか」

T「やーだー!大体、学校で勉強してるのになんでこんなにたくさん宿題までやらないといけないのよ!!」

パ「学校の勉強だけじゃ足りないからだよ。きちんと勉強をすれば先々の選択肢が増えて、やりたいことをやれる大人になれるんだから、ちゃんとやりなさい」

T「やりたいことなんてまだわかんないもん」

パ「だったらなおのことちゃんと勉強して、やりたいと思ったことをやれるようになった方がいいじゃないか。後からじゃもっと大変なんだぞ?」

この辺まで聞いちゃった時点でそっと通話を切りました…
パパさん、通話状態になってることに気がついてなかったんでしょうね、きっと。

それにしても、どこの家庭でも同じ会話が繰り広げられてるもんなんだなぁ。
私が子供だった頃にはTちゃん目線であーだこーだ抵抗して(そして敗北して)、現在は同じことを子供たちにパパさん目線で語ってますからね。
正直なところ、自分が日本人的な価値観で上の子に説教してたんじゃなかろうか、なんて今までちょっとだけ思ってたんですけど、純イギリス人のご家庭でもうちとまったくもって変わらぬ親子のバトルが行われていることを思いがけず確認しちゃったわけですが、それでちょっとだけ安心した自分もいたりして。
今後は遠慮せずに子供たちに小言が言えるのね、と。

いや、小言を言わずに済む方法があればそれがベストなんだけどさ…
そんな方法はきっと、多分、ほぼ間違いなく、どこにもないよね…

↓え?なにコレ???↓