英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

無茶振り(義)ダディ①

夏以来、久しぶりに義両親に会って参りました。
義母の髪の分け目が真ん中から左に変わってただけで二人とも相変わらず元気でよかったです。

なんせクリスマス・シーズンですから、我々が行ったパブも予約でほぼ埋まってまして、取れた時間が夕方4時半スタートという微妙な時間だったんですが、外は真っ暗だし、席はほぼ埋まってるしでなんとなく気分はディナータイム。
義父は運転があるからと飲むのは控えてましたが、オットは私が運転する前提で楽しく飲み始めました。

義母とおしゃべりをしながら子供の様子も伺って料理を待っていた際に、隣に座っていた義父がなんの前振りもなく「しゃーくちゃん、日本のジョークってどんななの?」と聞いてきました。
はい?
それは日本語のジョークを言えということでしょうか?
それともお笑いの種類の説明をしろということでしょうか?
質問の意図がわからずにオロオロしていたら「いや、しゃーくちゃんは日本語はもちろん英語のジョークも理解して笑うじゃない?だから同じようなものなのかなって。言葉遊びのジョークとか例え話のジョークとかそんな感じなのかなと思ってさ」とさらに詳しく聞いてきました。

いやぁ…アチシ、その場のノリでジョークは言うけど、ちゃんと考えて発言してるわけじゃないからわかんないッスよ…
しかも、義父からは見えないでしょうけど、私の斜め向かいの席に座ってる初老のご夫婦が興味津々でこっちをチラ見してるし…プレッシャーが…
意を決して

「Oh, dear father. Don't you know asking someone to explane a joke is categorised as touture by International Court of Justice?(ああ、お義父様。ジョークの説明をさせるというのは国際裁判所の規定で拷問に分類されているのはご存知かしら?)」

などと大仰に言ってみたら義父は満足して笑ってくれたのですが、初老のご夫婦はちょっと肩をすくめて目を逸らしてるし。
勝ち負けで言ったら引き分け、かな?

私が普段彼らのことを”お義父さん・お義母さん”と呼ばない、というかそう呼ぶのを禁止されているのを知らない人には通じないので、究極の”内輪ネタ”なんですけどね、これ。
義母がね。
初めて会ったその日に「私はあなたのお母さんじゃないんだから、Motherなんて距離のある呼び方はしないでね?私たち(義父母)のことは名前で呼んでちょうだいね?」って言ったのがちょうど19年前だからある意味タイムリーヒットでした。

↓おっさんにはウケるのにママさんにはウケない原因は義父のせいかもしれない…↓