英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

うそつき。

先日、下の子がパーティにお呼ばれされていたのでそっちはオットに任せて、私は上の子と一緒に町をウロつきつつ時間を潰しておりました。
「下の子ちゃんはパーティでケーキを食べるのに私にはないの?」とか言われちゃったので、二人でこっそりカフェでケーキを食べようじゃないか、というダイエット中断の言い訳。
コッテリがっつりチョコクリームのケーキを選ぶかと思いきや、意外にもマーブルのパウンドケーキという選択でちょっとびっくりしてたら「これなら私にも焼ける!」とか言い出すし。
以前レモンパウンドケーキを焼いたんですが、全部の工程を自分でやったと脳内変換されてた模様で…いいけどさ。

食べ終わって、あてどもなくマーケットのあたりをひやかしていたら、アフリカ系の八百屋さんに割と立派な大根があるのを発見しました。
ここは何かと便利で、オクラとか里芋とかのネバネバ系も置いてあるし、大根もいつもあるといえばあるんですが、今回のヤツは萎びてなくて新鮮そうでいい感じなので買っておこうってんで、1本手にとってテントの中のレジに向かいました。

陽気なおっちゃんが切り盛りしているお店なんですが、私が大根を手にしているのを見て「Oh, you want this DAIKON today? It's one pound(あ、今日はその大根欲しいの?1ポンドね)」なんてちょっぴりドヤ顔で”大根”とちゃんと発音してきまして、これは私も反応してあげないと申し訳ないかな?などと余計なサービス精神で「あら〜?大根って言葉知ってるんだ〜?」と答えてみたところ、おっちゃんが「うん!中国語でそう言うんだって教えてもらったんだ」とさらにドヤァ。

「へぇ。中国語でもダイコンって発音するんだね。私は日本人なんだけど、日本語でもダイコンって言うんだよ」と、本気で感心してたら「アフリカのタロってわかる?中国も日本も食べてるでしょ?アレって日本語ではなんて言うの?」と興味津々な顔で聞いてきました。
「タロは日本語ではサトイモって言うんだよ」と教えたら、ニコニコ顔が一転して絶望顔で「え…SATO…え?難しい…」とか言いつつ大根を渡してくれたので店を後にしました。

で、家に帰ってから気になってGoogle先生にお尋ねしてみたら…

おっさん大うそつきじゃないか!
”大根”って教えてくれたのは中国人じゃなくて日本人じゃん!
っていうか”サトイモ”の平坦な発音よりも、中国語のこの”ばいるぉぼぉ”の方が抑揚があってはるかに難しいっつーの。

↓ホラ吹き親父のダイコン、略してホラ吹きダイコン↓