英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

鳥差別

ゴシキヒワ(Goldfinch)さんがうちの前庭の木で子育てを開始したようです。
最近なんか、窓の外を見るとよくこの色合いの小鳥さんが飛び交ってるなぁ、なんて気が付いてはいたんですが、それとは関係なく夏で伸び放題になった植木の枝を切ろうと思って、どこをどう切るか決めるのに木の周りをぐるぐるしながら枝振りを確認していたら上の方で三ツ叉に枝分かれした部分にいい感じにおうちを設営してました。

鳥本人は動きが素早くて写真に収まらないし、巣の方はこれまたうまい具合に枝やら葉っぱに隠れるようにしてあって写真が全然撮れませんで、苦肉の策でこちらの画像をフリー素材からいただいてきました。

Goldfinchさんは宗教画でも出てくるらしく、下の画像もフリー素材からいただきました。
ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロの「ひわの聖母」だそうです。
しかしモチーフとして使われる理由が、諸説ある中のひとつが「頭が赤くて磔刑の血を連想させる」コイツがいることで乳児のキリストの未来を暗示してるという、あんまりといえばあんまりな立ち位置ですけどね。
そんな言い草なら、アカウアカリなんて顔が真っ赤ですよ?

ま、この美しい聖母子の間にアカウアカリがいたら、いろんな意味でB級ホラーでしかないでしょうけど。

で、ぶっちゃけますとね。
裏庭のハトは本気で嫌なんですが、ヒワさんは場所的にも私の生活に支障は出ないし、毎日毎日「落とし物はないか?」と洗濯物を心配しないといけない事態にならないので大歓迎です。
え?差別?
そう言われればそうかもしれないけど、ヒワさんはこっちが「そこにいる」ことにまったく気がつかないくらいキレイに住んでくれるテナントだけど、ハトは羽音も鳴き声もうるさいしそこらじゅう汚すんだもん!
ハトが住んでるのはうちの木じゃなくてうるさ隣さんの木の我が家側なもんだから、私が勝手に切るわけにいかないし。

そしてハトの奴、何気にキレイ好きなのかなんなのか知りませんが、定期的に巣の掃除をするらしくって、うちの庭に木の枝とか💩のついた葉っぱとか撒き散らしやがるんですよ…はぁ…
あんたの巣はキレイになったのかもしれないけど、私の庭は小汚くなるのよ。
やめて欲しいのよ、ホントに。

↓これはゴールドフィンガー